江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

第14集

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「宮主」と部屋に飛び込んだ5人だったが、そこにいた明月宮主は5人のことをまったく知らないと言う。小魚ら3人に「お兄さんたち、いい男」と言い、弟子だというならお金を貸してと紫嫣たちに迫る彼女に5人はあっけにとられる。常春は岳龍軒との戦いで八脈をたたれ、記憶もなくしてしまったんだろうと、治療しようとする。
ようやく身近に仕える事を許された紫嫣と東維だが、「小藍」は男たちと戯れ、金を稼ぎ楽しく過ごしている。性格もこれまでと一変し、快活で明るく、やさしい人になっていた。

小魚たちは易楼の女主人から、「小藍」の身柄を買い取ろうとするが、身売りされたわけでなく、彼女は金を稼ぐために自分でここにいるので、意思に反して連れて行かせることはできないと断られる。小魚たちは、女主人が邪悪林のすぐそばというこんな場所で易楼を経営していること、明月宮に咲く花がさいていることなど、警戒心を強める。

小魚は、易楼の向こうに続く邪悪林に亡き父の姿を求めに出かける。邪悪林はそこに住んでいた十邪悪人が死んで以来毒ガスに包まれていた。しかし、かつて江飛魚を育てた杜巧巧が、生きて、そこで客館を営んでいた。杜巧巧から、かつて父が作った仕掛けや子どものころの話を聞き、十邪悪人に育てられたいた家に連れて行ってもらった小魚。顔も知らず、ただ大英雄だと聞かされていた父江飛魚をようやく身近に感じることができた。小魚が去ったあと、杜巧巧は「安心おし、あの子はひとかどの人物になるよ」と江飛魚に語りかける。

易楼に戻った小魚を博打に引っ張っていく小藍。(いかさま?)男たちから巻き上げたお金を山分けし、いっしょに酒を飲む二人。小魚は今の小藍に親しみを覚える。

小藍の様子に戸惑う紫嫣、東維、常春の三人。しかし、常春たちから、記憶をなくす前の自分のこと、武林中から恐れられ、武功を誇っていたことなどを聞かされても、そんな孤独な人間にはなりたくない、今の自分に満足していると反発する小藍。明月宮主の記憶を戻し、武功をとりもどそうと手術の用意を始めようとする常春たち。しかし、小魚は「小藍」自身にどうするのか決める権利があるのではないかととどめる。