映画たまってた分を連投。あれこれ雑多ですw
まずは、これ。上海保壘。
封切り前に監督の滕华涛と主演の鹿晗が「向往的生活」に出演して、映画の宣伝をしていました。その時に黄磊たちがどうして鹿晗を主人公に選んだのか?イケメンだから?フォロワーがいっぱいのアイドルだから?とか監督に突っ込んでたのが印象的でした。封切り前からそういう評判が立ってたんですね。
で、映画大ごけ。「原作尊重しろ」とか「鹿晗の演技が~」とかいう批判がしばらくあふれてました。しかし、脚本に原作者も入ってる・・・
そういや前年に鳴り物入りで公開したのにあっという間に公開中止になった呉磊主演の「阿修羅」ってのがあって、そのときには「まだ大学にも行ってない呉磊のせいにはできないよな~」というような声が出てました。さすがに30歳になろうかという鹿晗にはそんな声が出てなくて、彼の演技を疑問視する声がたくさん。
でも、ぶっちゃけこれ鹿晗の演技力の問題じゃないと思います。私は彼のファンでもないですけど、この映画ではどんなに演技力のある俳優でもどうしようもなかったんでないかって気がする。
異星人が攻めてきて、地球は全滅寸前。その最後の砦が上海に築かれた基地だという設定です。そこに属する戦闘部隊の指揮者林澜が舒淇で、彼女にあこがれて軍に入った江洋が鹿晗。抜群の才能を持つ彼が異星人との戦闘に中心的な役割を与えられ、仲間たちと共に出撃・多くの犠牲を出しながらも、異星人を排除することに成功するという話。
ありがち過ぎです。すぐに数本の映画は頭に浮かびます。
先に見た方が「さよなら、ジュピター」でキムタク版「宇宙戦艦ヤマト」っておっしゃってましたが、まさにそんな感じでした。私としては、これにOVA版「科学戦隊ガッチャマン」であるとか、「銀河鉄道999」であるとかを追加したい。
それにしても、中国の映画でなんで日本風のラーメン屋もどきを出す必要があるのか、わからん。
最初からエンディングの見当がつくような話なのに、この映画独自の魅力を付与していくような目新しい展開とかが少ないし、キャラの設定も掘り下げが甘くて深まりがない。原作はどうなってるのか知りませんが、これも詰め込み過ぎのカットしすぎなんですかね?
鹿晗という人は、EXO時代は全く知らないんですが、大変な人気アイドルとは知ってました。顔値の高さとかもあるんでしょう。でも、「向往的生活」でのやりとり見て、それだけじゃないなと思いました。頭の切れる人だし、無駄に自分を飾ろうとせず、率直に自分を見せているところとか、結構「漢」だなと思え、そんなところが多くのファンを引き付けてるのかなと思いました。
でも、映画となるとどうかな?私が見たのはこの他には二本だけなんですけど、「盗墓筆記」は印象に残ったのは井柏然と馬思純の方だったし、「長城」に至っては「え?鹿晗いたっけ」になっちゃったしね~アイドルとしての彼を光らせたいならもう少し制作サイドに工夫もいるように感じました。せっかく起用した鹿晗ですが、ドラマの「擇天記」ほどには生かしきれてなくて残念な気がします。もっと彼に寄せた脚本も作れただろうに・・・
ほわんと見てる分にはそんなにひどい映画とも思えないんですが、原作ファンはカンカンなようですw
まあ、こうやってネットに出てくるだけ、「阿修羅」よりはましってことなんでしょうね。「阿修羅」、どこを探しても見つけられないんですよね。大ごけつながりで見てみようと思ったんですがw
演 員 角色
鹿 晗 飾 江洋
舒 淇 飾 林澜
石 凉 飾 邵一云
高以翔 飾 杨建南
王宫良 飾 曾煜
王 森 飾 潘翰田
孙嘉灵 飾 路依依
職員
出品人 赵毅、喇培康、程武、张仁刚、易常春
制作人 王琛
監 制 谭芷珊
原 著 江南
導 演 滕华涛
編 劇 江南、韩景龙、滕华涛
芸術指導 庄志良
動作指導 张鹏