1~36集(大結局)
一応ミステリ。
ヒロイン冉顔は十二年前の母親の死の真相を探ろうと検視の技術を身に着け、料金を取って捜査に協力している。
彼女に愛情を抱く男性が3人。本命蕭頌は刑部侍郎で頭も切れるし、戦闘力も高いし、名門だし、金も権力も顔値も高いというのに彼にこき使われるヒロインとは始終もめごとが絶えない。
対抗蘇伏は顔と武芸は負けないが、もともとヒロインを貶めるようなつまらない結婚させようとヒロインの継母が企んだその相手で謎めいた背景を持っている。
この二人がまったく必要なことを伝えないツンデレ男の上に、蕭頌は好きな子には意地悪するというステロタイプ。それでも冉顔を幸せにするのは自分だと張り合ったり、手を組んだりしている。
もう一人の桑辰は4度科挙で状元になったけど、任官がいやで3度逃げたという天才少年。ヒロイン好き好き~とせまるわんこな人間メモリバンク。
ヒロインが結ばれるのはいったい本命、対抗のどちら?という恋愛ドラマでもある。
そして、唐の李世民が皇帝の時代で太子廃嫡する話とか李世民暗殺に隋朝復活とかいう話がつながってきます。
言いたくないけど、一体冉顔は何度蕭頌に告白され、縁を切られを繰り返したのかわからないくらいそんなパタンが続きます。蕭頌だけでなく、最初は逃げ回ってた婚約者が実はいい人だったというので付き合いだした蘇伏とも何度くっついたり離れたりしたことやらw
ヒロイン確か結婚だけでも、蕭頌と2回、蘇伏と1回してないか?絶縁宣言も何回した?でもって、蕭頌2回死んで生きかえってないか?蘇伏何回毒薬飲んだり死にかけたりした?
あんまり同じパタンを繰り返すと、恋愛ドラマ的には悲劇的な場面も喜劇になってしまいますな。
男性主人公1,2をほっといて、全く相手にしてもらえない天才少年と一緒になれば丸く収まるのにとか、もうあきれてみてました。
枠組み全体は前半は蘇州でのヒロインの母の死を頂点にした謎解き、後半は舞台を長安に移して朝廷を巻き込んだ事件が次々起こります。
初めて見る若い俳優がたくさん出てきます。でも、キャラ立ちがしっかりしてるので、何かのドラマのように最後まで見分けがつかないということがなかったのはグッジョブw
皇帝李世民は名君だったり暴君だったりいろいろですが、今回はなぜか蕭頌には意地悪な人物で大物感がない?中の人は、このドラマでただ一人知ってた程皓楓。「程楓」と名前変えたみたいですが、エンディングでは昔の名前で出てました。
もてもてヒロインを取り合う恋愛ドラマ展開なんですが、蕭頌の部下白義の冉顔に対する反応とか、蕭頌と冉顔の婚姻だけを絶対認めようとしない李世民になんとなくBL風味を感じなくでもないです。李世民の蕭頌に対する態度が信頼してると言いながら、彼にだけつらく当たるというツンデレにしか見えない。
このドラマ、ヒロインに愛情を注ぐ無表情男蕭頌を好きになった異腹の妹が横取りしようと母親ともども蕭頌に媚薬飲まそうとするとかいろいろやらかすが、ことごとく失敗。程度の低いライバルというか嫌われ役ですが、冉顔にしても蕭頌にしても家族に問題があって、朝廷転覆李世民暗殺というような大きな話もちまっと家庭内で納まってしまった感もあります。
ちなみに趙白石@那年花開月圓了と違って、引っかからなかったw
恋愛ドラマ方面がくどくどしいのに比べて、探案方面はまあまあそれなりに楽しめました。
なんというかバラっと1集とか2集とか見てる分にはそれなりなんですが、続けてみるには向かないドラマかな?粗が目立ってしまうのですw
まあ、お好みですが・・・
あえて言ってしまうと、片方は母親が大陰謀を企んだ殺人犯だったのに何の処分もないのに、片方は皇帝を救うという大手柄立てたのに反逆者の身内で長安追放、絶縁命令とかあまりにも一貫性がない。
この調子で第2季とかないだろうな~と思ってたら、ラストシーンで「后会有期」と出たのに目を見張りました。
一応きちんと終わったんだから、未練がましいことしなくてもいいのにw
演員 角色
周洁琼 飾 冉颜
李程彬 飾 萧颂
裴子添 飾 苏伏
蓝 博 飾 桑辰
王一哲 飾 白义
屠 画 飾 冉美玉
袁子芸 飾 晚绿
高蓓蓓 飾 东阳夫人
程 枫 飾 李世民
邵 汶 飾 柳粲
吴念轩 飾 孟嵇
凤 翔 飾 吴修和
職員
出品人 黎直前、杨文红
制作人 金屹菲
監 制 谢颖、王力为
原 著 袖唐
導 演 吴天戈、叶田
編 劇 七根胡
美術設計 小泽秀高
動作指導 王鑫峰