10~29集
お籠り生活で中華ドラマ鑑賞が進むとはいえ、やっぱり毎日ほぼ2集更新を追っかけていくのは大変です。一日更新がとまったので、その間にひとまとめ。
曹丹姝が皇后として入宮。仁宗は彼女の「皇后」としての力量を認め、尊重しますが、決して「妻」として愛している感じではない。ところが曹丹姝は、入宮の話がくる以前から仁宗に好意を持っていたという温度差。結婚から始まる恋愛もあるというテーマの話もありますが、ここでは決してそんな感じに展開してません。
それでも、皇后として確固たる地位を築いていく曹丹姝。乳母の娘で妹のようにして育った苗心禾に初めての子ども福康公主趙徽柔が生まれました。曹丹姝も苗心禾も知的で高ぶらず、穏やかな仁宗後宮。こういうのだと後宮ドラマも見やすいのですが・・・
そこに割り込んできたのが、私だけは皇帝に愛されていると思いあがったウザい張妼晗というキャラ。これを仁宗が後宮に入れて、寵愛してしまったので、とたんに見る気力なくしかけたのです。後宮ドラマもけたたましいキャラも苦手・・・
ところが、我慢してw見てると、ふつうの後宮ドラマとは少々展開が違う。
福康公主趙徽柔に呪詛の濡れ衣を着せて皇后たちを追い落とそうしたり、その企みをくじいた少年大監を罠にかけたりする張妼晗だけど、あっさり見抜かれています。
とはいえ、いつまでこのウザキャラ出てくるのか・・・
この張妼晗周辺を別にすると、この後宮は穏やかなんですけどね~
わがまま娘かと思った趙徽柔がおしゃまだけど、性格の良いかわいい公主で一安心というのもあります。この公主と少年大監梁怀吉のドラマが後半のメインなんでしょうか?
梁怀吉の師父張茂則がひたすら皇后曹丹姝に注ぐ忠誠とか、大監たちの描き方にもオリジナリティを感じます。
そして、表の朝廷では韩琦、晏殊、范仲淹、富弼、欧陽修、夏竦遼等の錚々たるメンバーが顔をそろえています。北宋時代の士大夫の文化、教養と言ったものも見られるのはうれしいところです。そして彼らの持つプライドも見どころではないでしょうか?
最大の課題は対外政策なのですが、李元昊の西夏が宋からの独立をめざして動き出し、その対策に皇帝以下頭を痛めています。戦争での敗北によって、多数の兵を犠牲にしたことに罪悪感を覚え、病に伏す仁宗とか見てるとやっぱりタイトルはすべてを犠牲にした孤独な皇帝をイメージさせる「孤城閉」の方がよかったんではないかと思えてくるんです。
でも、和平の証として、趙徽柔を契丹に嫁がせるというのには躊躇しています。
同時進行で見ることになったもう一つの王凱主演ドラマ「猟狐」は現代の警察ドラマなんですが、王凱を見るという視点でいくとこちらの方がストレスなく見られるのは古装迷だからでしょうか?
「民国奇探」も「鬼吹灯之龍嶺迷窟」も終わったので、また古装中心の中華ドラマ鑑賞生活が戻ってきたのですw