13~36集
続きを一気に。
清明上河図の真偽を争うエピソードは、今回のドラマ全体の「お話の発端」部分を構成しただけでこれがメインではなかった。清明上河図の本を引っ張り出してきてドラマ見ながらあっちこっちしてたのに~とちょっと残念。
二つの清明上河図のいずれが本物かを判断するのは本物からかつて切り取られた断片のそのまた焼け残りを手に入れた許愿ですが、これがテレビの生中継の中で行うというあたり、如何にも今風。ともかくこれでまた有名人になってしまった許愿。
続いて、鉴墨寻瓷というタイトルの通り5個の青花罐を探し、そこに隠された秘密を解き明かす話へと移りました。青花罐ってのは青一色で色付けした染付の壺のことらしいです(知識はない)。許愿や薬不然の父、祖父世代での出来事も重要なポイントとして登場してきます。さらに第1季のテーマであった仏頭の事案とも絡んで、話が大きく膨らんでいきます。
一体薬不然はなぜ五脈を裏切ったのか、許愿たちを翻弄する老朝奉の正体は?青花罐に秘められた秘密とは?と一つの謎が解けたと思うとさらにそれをひっくり返すような謎が登場したり、新たな謎が降ってわいたりと目を離す暇もないです。
話の展開に従って、舞台も南京、上海、北京と点々とし、最後には日本と中国の船が公海上で沈没船の財宝を求めて争うというスケールの大きな展開。前作の地下探検がいま一つだったのに比べると水中シーンもよかったです。
こういうドラマ見てると、ホントかウソかわからないような骨董品にかかわる技術が登場してくるのも楽しみです。一枚の絵や書を薄く剥いで二つに増やすとかいうのはテレビで見た覚えがありますが、焼き物の釉薬の下に文章とかを隠すなんてできるもんなんでしょうかねえ。しかもそれをまた取り出すとか・・・
前作のラスト同様、今回も事件の解決はきちんとついてますが、さらに謎が残されての大結局となりました。
演員的には、許愿の夏雨がやはりいいです。祖父や父母の死の真相を探り、許家の名誉を回復するという使命感、偽物を許さないという正義感、古董の世界で頂点に立つ五脈の誇りはあるがそこに屈折したものも持ってるという許愿というキャラは夏雨なしには考えられません。
演員が交代した薬不然。前回の喬振宇版とはつながっていない全く違う別次元の薬不然だと割り切れば、今度の巍晨の薬不然もありかな~と思えるようにはなりました。
その点でいうともう一人蔡文静から阿麗亜に替わった黄烟烟もそうです。特別な立場にいる小姐と言う感じより恋する普通のお嬢さんって感じになってしまってますが、これもまあ別次元の人かと・・・
この二人以上に混乱したのは潘粤明から俞灏明に替わった許愿の祖父許一誠です。遺影で出てるだけでなく、過去シーンで重要な役割を担っていたんですが、登場シーンがそう多くないので頭の中の書き換えがしきれなかったw
前作でトラウマ化した木戸加奈さんの帽子ですが、今回もゲスト程度に加奈さん登場。でも、葬儀の場面でのベールのついた帽子は許容範囲。後は帽子なしでものすごくほっとした。このドラマでそこ気にしてるのは私だけかもしれないw
謎解き、爆発シーンや海上、水中でのシーンもふんだんに取り入れたアクション場面も堪能できました。それに出てきた文物にかかわる伝説や過去の出来事の「再現」場面とか骨董の解説のバランスも良くて、結構ややこしい話も出てくるのですが、飽きることなく最後まで見ることができました。
馬伯庸の原作は4作出ているようなので、まだ続編が作られる可能性もありますね。第1季よりずっとドラマが楽しくなったので、第3期も楽しみにしてもいいかな?と思いますが、演員の交代はもうないといいなあというのは正直なところです。
演 員 角色
夏 雨 飾 许愿
魏 晨 飾 药不然
阿丽亚 飾 黄烟烟
沙宝亮 飾 方震
陈 瑾 飾 沈云琛
杜志国 飾 黄克武
毕彦君 飾 刘一鸣
姚安濂 飾 药来
俞灏明 飾 许一城
季东燃 飾 柳成绦
舒耀瑄 飾 郑教授
谢 园 飾 戴鹤轩
刘 潮 飾 青年药来
田中千绘 飾 木户加奈
许绍雄 飾 陈达志
赵 达 飾 药慎行
杜憬仪 飾 莫许愿
胡晓光 飾 尹银匠
職員
出品人 王中军(总)、孙忠怀、王中磊、赵云、梁静
制作人 朱文玖(总制片人)、方芳(总制片人)、李尔云(总制片人)
監 制 管虎、韩志杰(总)、程春丽(总)、陈勇
原 著 马伯庸
導 演 费振翔、方刚亮(联合导演)
編 劇 张小年、刘颖、刘奎序
芸術指導 管虎
美術設計 赵海(指导)、尹德彪(执行美术)、
動作指導 傅小杰(动作导演)
造型設計 孙瑞苹