11~30集
全45集なんですが、やっと3分の2と言う感じがしてきたんですよね~長いw
一回ごとのエピソードの運びとか科白のやりとりは楽しいのですが、へたるといけないので、ここまでのメモ。
このドラマ、警察での事件捜査と三叉戟の三人やその周りの家庭での事件が彼らの若いころの出来事とも結びつけながら進んでいます。あの時生まれた子が~とか、ここで知り合ったんだ~とかになるしかけです。
事件はだんだんと広がっていって、どうやら大規模な金融サギとか麻薬グループとの闘いになってきてますが、家庭内もそれぞれ事件続きです。
夏春生の死をきっかけに再び捜査にかかわるようになった三人、その犯人を捕らえ、大規模なマネーロンダリングとか地下賭博とかいろいろな事件にかかわっています。うまくいったり、失敗したりするわけですが、昔ながらの手法が通じるときもあれば、新しい捜査を進める上司や若手と対立することもあります。
かつての緩さが染みついていて、公用車を私用に使っているのを非難されても、なんで悪いんだ?みたいな反応をする場面なんか、よく入れたな~とも思います。今の組織ではそんなことは許されないという姿勢を見ているのかもしれない。
若いことに上司に胡麻をすることで出世した人物が、名声目当てに三叉戟たちの捜査に首突っ込んでくるのを適当にあしらってますが、今のルールでは彼が間違ってるとは言えないし、ただのごますりではないという単純ではない人物描写。
まず、大背頭こと崔鉄軍家では一人息子の崔斌がいつの間にか会社を辞め、コスプレをしてネット配信、人気者になってることが発覚。ユーチューバー的な?崔斌の中の人、宿北宸こともと宿丹、「暗黒者」でも天才ハッカーやってましたが、今回もネットに縁がある役です。
しかし、いきなりこれを見たら、両親びっくりというのは当然です。宿北宸、結構似合うw
その崔斌が付き合っているのは、冒頭で死んだ夏春生の娘夏静怡。アメリカで経済学やら金融の勉強をしてきた彼女は、最初の会社でセクハラにあって、おじさんたちがこっぴどくお仕置きをしてくれました。テレビで新しい就職先を求め、条件のいい就職をします。こういう番組、中国のテレビではよく見かけます。さらに彼女のアイデアは素晴らしいと上役たちからのせられ投資会社を立ち上げます。しかし、その上役大丈夫?と王凱の「猟狐」で見たような展開になってます。
崔鉄軍の妻張華は自分の家の蓄えだけでなく、近所の住民たちにもこの会社への投資をさせています。危ない・・・
夏静怡の中の人は何杜娟で「九州海上牧雲記」で牧雲笙の侍女蘭鈺儿を演じてたんですが、この人「猟狐」で同じようなキャラだった于小卉を演じた鄧家佳に面差しが似てるんで余計にそんな気になります。
この夏静怡を利用しているの見え見えの黄有発の会社に転職しようとしているのが、大噴子こと潘江海。元々妻から給料の高い民間に移れと言われていたところに、一人娘が重病にかかり手術やその後の治療で大金が必要になったのです。
黄有発の中の人は、丁勇岱、「琅琊榜」の梁帝の中の人。
もう一人の大棍子こと徐国柱は、ずっと付き合っている花児とは彼女の親戚董虎が闇金をやっていて警察にマークされているために結婚に至ってない。董虎は一人娘小雪を手元に引き取るがこの娘がパシリの彪子と恋愛関係になって慌てる。父親に脅されて、わかれようとはしたが、結局一緒にいます。この彪子がどんどん危ない方向に転がりだしてます。そして、董虎も麻薬取引に巻き込まれ、そのことで徐国柱も関係を疑われて、三叉戟の三人ともが捜査から手を引くことになりました。
そして董虎に巻き込まれて花児が逮捕されるとか、夏静怡の会社が崔斌のコスプレを扱う会社に桁外れの資金の提供を決めるとか、これからクライマックスに向かって事件も家庭も大波に襲われそうです。
こういう各家庭での出来事がいかにも現代的でどこの家庭でもありそうなのですが、こっちに重点が行ってしまうとちょっと視聴意欲が下がるのです。好みの問題です。
これからの展開に向けての話の下地を作ってるところかな~と善意に解釈してとりあえず視聴継続。