１９～３０集
広州から再び上海へと舞台が移り、ラストに向けて一度の話が転がりだしました。
やっぱりこれ、おもしろいです。
広州での柯書の属する墨班行では、墨班行を乗っ取ろうとする反逆者、それと手を組んだ白錦、その後ろにいる方遠極の率いる軍隊との戦いが展開。なんというか大規模なピタゴラスイッチ的な仕掛けを駆使して、攻撃してきた軍を壊滅させる柯書たち。
なかなか楽しい見せ場でした。舞台にしてるのが文化財指定されててもおかしくない土楼のようなので、爆発シーンや火炎攻撃なんかの多くは当然ＣＧなんですが、それがわかっていても楽しく見られる。むやみにリアルにするばかりがいいわけじゃないな～とか思いました。
片方では町を舞台にテーブル上で広州の町の権益を争うとか、戦い方にバリエーションがあって視聴者を飽きさせない感じです。同じようにあちこち移動していく「少年游之一寸相思」が武侠ドラマという枠もあるせいか、今一つそういう面で新鮮味に欠けるのが残念なのと裏表な感じ。
戦いに勝利し、墨班行の解散もなり、いよいよ墨班行の人たちが福健に戻っていくという駅で、彼らを人質にされた華民初たちと方遠極たちとの闘いが始まる。
方遠極に、鐘瑶と希水を人質にされた挙句に、「十行者絵巻」を奪われ、希水は方遠極を道連れにしようとして命の危機。
そこに姿を見せる方遠極の後ろにいる人物。
ばらしちゃいますが、これが華民初の死んだはずの父親元仙流行主の華諭之。姿は見せたが顔は見せないｗ
彼は「十行者絵巻」を手に入れた方遠極を持ち上げて、「持巻人」と呼び、そこに各行の裏切り者たちを集めて新しい外八行を立ち上げます。
パシリの小物と思ってた方遠極、結構な大物に育ちました。ただ彼の背景も今一つ読めないかな～
この華諭之がほんとに華民初の父親なのかどうかという疑問もあるわけですが・・・まあ、闇落ちした父親が実の子を徹底的に叩き潰そうとする展開。まるでどっかの皇帝一族か何かのようです。
このどん底展開が長く続いたらいやだったのですが、翌週分には、酒浸りでおちこんでいた華民初もすぐに復活。この切り替えの思い切りよさが心地よい。
絵巻を持ってるものが外八行の持巻人だったはずですが、ちょっと話が違ってきた感じ？
今度は追放した仙流行の前行主章羽に接近、かけ事と詐欺のスキルを学んでいます。
もう一つの絵巻「万山河絵巻」の行方は突き止めたものの、何しろ各行に裏切り者が潜んでいるので、自分の行動を身内にも伏せる必要が出てきて、章羽と共に賭博場に通い「遊び人」を見せる傍ら、今度は「高升」と名乗って新聞社にもぐりこみました。
髭ついたｗ
来るなと言われていた柯書たちも上海に集合、密かに華民初を見守っていた希水も出てきました。一方の酒場を新たなベースに仕立てる華民初。方遠極もまた上海に本拠地を設け、二つの勢力の衝突も間近ですね。
上海では、それぞれがあちこちに身を隠しているんですが、寺に居候の花谷と爵爺はまた子どもたちを集めています。柯書はバーテンのアルバイトですが、言葉も流暢になり随分雰囲気が変わりました。でも、服を変えるとまた言葉が出てこないｗ
柯書や花谷は戦いによって父親や師父を失い、金繍娘は身内の裏切りと信頼してた啓鳴に利用されていたことに衝撃を受け、希水は一族ばかりか武功までも失ったと自信を失い、一方は方遠極についた師妹に心を痛め・・・とそれぞれがつらいものを抱えているのですが、決してうじうじしてないし、ねばねば展開にもならないのが私の好みにあってます。
そして、何より待ってた修慶演じる章羽の再登場。このそれなりに名声も実力も身分もあるけどとにかくうさん臭いキャラを演じさせたら修慶の右に出るものはいない～と大満足。
今のところこんな感じですが、
そのうちこんな感じ（＠陳情令）みたいになるんではないかと密かに期待（嘘ですｗ）
全く個人的になんですが、この章羽がラスボスでしかも華諭之だったら楽しいだろうな～～とか妄想しているわけです。ま、来週になったらすべてわかることですｗ
