江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

盗墓筆記重啓之極海聴雷 その2

11~18集

 

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 おもしろくて毎週の更新が待ち遠しい。これまでに見た盗墓筆記シリーズの中でも群を抜いてるんじゃないかと思う。冒険ものの王道を行ってる感じが快い。ただ心配なのは、「第1季」ということです。一応エンドマークのついた「沙海」も「老九門」もシリーズものの宿命で、すっきりきちんと終わった感がないし、盗墓筆記第1季、第2季は言わずもがなで・・・
 
 とりあえず、この第1季がきちんと第2季につながって、エンドマークがつくことを願ってます。

 

 ほんと「沙海」もあのへんてこな番外編がなければ、もっと感じよい視聴後感があったのに・・・

 

 今回のシリーズの長所の一つは配役のバランスがいいというところにあるかと思ってるんですが、もう一つドラマ進行の静と動のバランスの良さにも注目しています。

 先週と今週の計8集、地下の宮殿に探検に入った呉邪たち、それを地上でフォローする呉二白たち、そして哑巴村の黒眼鏡たちの3グループの動きが一つになってきます。

 彼らに対する敵として登場した焦老板と彼が率いる外国人傭兵グループ、阿寧も出てきたということはキュードックが後ろにいるわけでしょうか。焦老板には謝君豪、なかなかいやらしい敵役ぶりです。
 

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 呉邪と王胖子、劉葬の乗った車と呉邪の命を狙う江子算のカーチェイスがすごい迫力。

 そして、哑巴村で焦老板グループに捕らえられた黒眼鏡たちを救出するために呉邪が使ったのは、なんと軍隊を雇うことでした。たまたま彼と王胖子たちを捉えた某国の将軍と取引したのですが、ここから始まるヘリコプターによる大々的な攻撃。こっちの迫力はまたすごかった。

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 とても盗墓筆記シリーズを見てるとは思えなかった。戦争映画見てるようだった。すごいわ~

 

 ここらでこのエピソードは一区切りになり、次の話へと続いていきます。

 

 地下から脱出するときに一人残された呉邪がここまでと押し寄せる海蟑螂の群れと共に爆死を考えたその時、張起霊が呉邪を引っ張り上げます。その呉邪と共に上がってきたのが地下に祀られていた女の皮俑。その女皮俑が呉邪の横に横たわっていたりとなかなかな不気味なムードも漂わせています。 

 

 そして、周囲には隠していた呉邪の病気のこともみんなに知られてしまいます。ショックを受ける一同、中でも知らされてなかったことに立腹する王胖子、ただ黙ってそこにいる張起霊の姿が良いです。

 

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 呉邪の望みをかなえてやろうと呉三省がいるかもしれない雷城を探すために動き出す呉二白たち。呉邪は王胖子と共に療養のために呉州に返されます。

 

 黒眼鏡は哑女がしゃべれるようにしてやろうと解雨臣の元に送り込みます。この解雨臣が喬振宇。なんだか「古董局中局」の薬不然に見えてしまったw
 しかし、今度は解雨臣、医者か?

 

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 王胖子と共に家に戻った呉邪がおとなしくしているわけもなく、雷城を探すヒントは例の女皮俑にあるとそれを王二白が保管を依頼したなんでもある「十一倉」の倉庫に忍び込む。

 肺がん余命3か月と言われてる人とは思えないエネルギッシュな活躍ぶりです。

 ここで初めて「ヒロイン」白昊天登場。十一倉の倉庫の管理員で能力が高そうなんですが、いきなり呉邪に「きゃ~ファンなんです~サインして~」とか・・・まいったな。そして、呉邪が「聞いたか小哥!俺にもファンがいるんだぞ~」とつぶやくとか💦

 

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 呉二白があちこちの発掘の準備をするのに政府の了解を取り付けていたり、発見した文物や地下宮殿を政府の管理下に委ねたりする場面を入れているのは「盗墓」はいかんという指導が生きてるからなんだと思いますが、まあ間違いではない。

 7月下旬になって次々と新しいドラマが始まりました。制作年が2,3年前というのは普通ですが、今出てくるということはOK出てるんですよね。いや何、タイムスリップものがちらちらとw

 とりあえず「天舞紀」「漂亮書生」の学園もの二つ、最近では珍しい功夫もの「大侠霍元甲」、包青天もののパロディ「実習女捕快」の5本をお試し。言いたくないけど、同じようなものが固まって出てくるんですよね~
 
 今一つ、これというのが見当たりませんが、当分はこの「重啓」があるから楽しい中華ドラマライフが送れそうです。