この映画、「向徃的生活」の第2季で大華こと劉憲華が砂漠で映画撮ってって、毎日ワイヤーにつられてると疲れた感じで言ってたあれでしょうか?
と、まずそんなことが気になるw
フォロワーさんから劉憲華と何潤東の映画が配信になってると教えてもらって、早速覗いてみたのですが、ドキドキ半分。
これ、ゲームをもとにした映画。どうもゲームをもとにした映画はドラマ以上にうまくできたの見かけないんですよね。私が見てないだけかもしれないですが・・・ゲームは何時間もかけて「世界」を探検し、謎を解き、ミッションをクリアしていく。どうしても2時間あるかどうかの映画にはなじみにくいんじゃないかという気もしています。
もう一つは劉憲華、大丈夫?ってところにあったのですけどw
舞台は、どこかの中国の古代っぽい架空世界。南趙国と隣り合う北燕国が対立している。
南趙国の清源村に住む東一龍は、母が自分を産み落としてすぐ亡くなったために両親のことも自分の出自も知らない。彼と元南趙国の楚家軍で兄を亡くした武士楚魂は、南趙国の兵馬大元帥を選ぶための腕比べに村の代表として参加することになる。
楚魂はこの選抜大会を仕切ってる兄の仇関太師を殺し、恨みを果たしたいと考えている。東一龍は自分の出自を知りたいと考え、立候補したわけです。
この腕比べというのが、将軍選びと言うよりは、生き残った一人が将軍になるという、暗殺組織の弟子育成の設定でなら聞いたことあるというえぐいもの。
彼らと都までの途中で知り合った金剛小妹の三人が一つのチームで参加。さらに楚軍に父を殺された恨みを持つ奴隷碧奴を助け、彼女も3人の近くにいることになる。
彼らの活躍で関太師の企みは挫折するというのが大掛かりなアクションシーンの結果となるのはお約束でしょうか?
この世界、ほとんどがCGで構築され、CGならではの精密さ「リアル」さと妙な影のない明るさが同居しています。ドラゴン?とか巨大な生物のCGもたくさん登場してきました。
率直に言って、饕餮がわらわら出てきた「長城」よりもうまくできてるんじゃないかと思ってみてました。
映画全体を見通しても、主人公の少年と年長の男性のそれぞれの成長を描いたストーリ展開もすっきりとしていて、私には見やすかったです。東一龍はつらい立場で生きてきたけど純粋さと明るさを失わず、旅を通して自分の出自を知り、新たに生きる意義を見出します。楚魂は初めは仕方なく少年を導き、苦難を共にします。彼もまた少年たちと触れ合う中で自分の生き方を改めることになります。
ヒロイン達には過酷なストーリ展開ですが、少年たちは大きく成長し、次のレベルへとまた旅立っていきます。
どうも私にはこういう単純なストーリ展開が性に合ってるようです。かといって、これを2季に分けて計60集のドラマ化とかやられたら、絶対嫌気がさす確信はあるw(何とは言わないが前例はある)
というわけで、見る前の心配にもかかわらず結構楽しく見終わりました。
劉憲華、配音も自分でしていて、カナダ訛りがいつもの大華らしくて好ましかったです。
体も鍛えて頑張ってますが、彼にしかできないものはこちらの世界より音楽の世界にたくさんありそうな気がしてやっぱり彼には音楽で才能を十分に発揮してほしいと思うのは迷惑なのかな?とか思う視聴後感でした。
演 員 角色
刘宪华 飾 东一龙
何润东 飾 楚魂
林辰涵 飾 金刚小妹
蒋璐霞 飾 碧奴
罗仲谦 飾 问天羽
胡 明 飾 关太师
许明虎 飾 加鲁
郑浩南 飾 楚城
张宁江 飾 镇南王
職員
出品人 王海峰、刘伟、李捷
监 制 郑保瑞
導 演 陈德森
編 劇 刘奋斗、文宁
動作指導 董玮(动作特技)
視覚特效 徐建、魏明、李帅