13~32集(大結局)
あっさりと大結局まで見終わりました。
蘇瓷と裴昭こと斉王蕭衍之、謝北溟と董如双のハードルがいっぱいな恋愛ドラマとあちこちで起こる事件の捜査、朝廷での駆け引きの三つをメインにドラマが進みました。
このドラマ、いろんな要素が次々出てくるんですが、とにかくしつこくない。裴昭が実は斉王蕭衍之だとかいう身バレシーンとか、泣くのわめくとわ~わ~やっても不思議ないところですが、このドラマじゃあっさり。
斉王の目の治療に来た医者が「天下の斉王がこんな娘に治療させるなんて」というのを蘇瓷が聞いてしまう。で、顔色変えて部屋にこもるがあっさり仲直りしてます。あれとかこれとかなら、2,3集はもめてるよな~と想像。でも、私の好みにはこのくらいがちょうどいい。
ドラマ全体がコンパクトになった影響もあるかもしれないですね。
裴昭と蘇瓷の関係も、身バレ以後も大きな変化がない。ひたすら蘇瓷を愛し守り抜く裴昭に、それに溺れることなく自分のすべきことを着実に果たしていく蘇瓷、プライベートで大甘恋人関係になっても、そういう部分が変わらずシャキッと表現されているのが感じよかったです。
叔父雲王に皇位を狙われている皇帝も年少ではあるが、愚かではない。だから、斉王や蘇瓷たちが知らせてくる真相や事件の背景を理解する能力も理性もあるので、そこでウザ展開にはなりにくい。
めんどくさい皇帝の母太后も出てくるけど、きちんと事実を受け止められる人物設定。
というわけで、反派を含めても、ただうるさいだけの無能なキャラがいないので、見ていて気分が悪くならないんです。実際無能で性格が悪いだけのキャラが出しゃばってくるドラマは途中下車になることもあるわけで・・・
蘇瓷にも色々抱えてる事情があって、皇帝の兄である裴昭との恋愛はそう簡単ではないんですが、そこもねばねばすることなく互いを理解しあい、信頼と愛情を絶やすことなく乗り越えていきます。へたすると、総倒れになってしまうような展開も無きにしも非ずなんですが、むやみにバカップル化することもなく、ちょうどいい加減の恋愛ドラマ度でした。
探案方面は、まあこんなもんかw
これもそれぞれの事件が、蘇瓷の一族が滅ぼされた事件や裴昭の軍が全滅した話などにつながってくるという構成。中華ミステリで、単独のエピソードだけで構成されているドラマって私の記憶にないんですが・・・
皇位簒奪系の話は、最初から雲王がやらかすとはわかっているのですが、けっこう二転三転して興味をつないていました。
というわけで、途中で嫌気がさすこともなく、楽しく見終わることができました。
怒涛の大結局連続シーズン、次は王千源、鹿晗の「在劫難逃」のつもりです。これはまた全く種類の違うドラマシリーズで、好みなのです。
演 員 角色
陈 瑶 飾 苏瓷
张凌赫 飾 裴昭/齐王萧衍之
张家鼎 飾 谢北溟
王艺哲 飾 董如双
黄 毅 飾 飞鸢
张棪琰 飾 太后
李进荣 飾 云王
常 铖 飾 刘玄
朱旻昕 飾 蒋希文
黄星羱 飾 皇帝
職員
出品人 吴艳
導 演 李小江
編 劇 刘颖、张亚曦
美術設計 王宇
造型設計 谭莉敏