13~24集
このドラマ全体で52集なのか、45集なのか?どっちにしてもほぼ半分。正直なところ、やっとこぎつけたって感じです。
とにかく登場人物が多く、ドラマ世界を構成している要素も多い。ネット小説に原作がありゲームにもなってるので、やむを得ないかとも思います。簡単に言えば、秦問天の成長を描いている話なんでしょうが、本人の恋愛話や一族を助けるぞ案件以外に、他のキャラをメインにした恋愛話やら因縁話が錯綜して、主人公の影が薄くなってしまってる感があります。
主人公が秘められた力を爆発させる・・・というようなシーンも大勢入り乱れての戦闘シーンもあるにはあったんですが、後が続かない。一応主人公なので登場場面は一番多いんですけどね~なんか燃焼不足な感じで不満。もっとトップ画像の人たちのアクション見せてほしいです。
何度か、もう早送りでいいや~と思ったこともあるのが正直なところ。なんとかここまでやってきたのは、いつかは話が転がり始めるかもしれないという期待からです。
半分近くになって、ようやく…というのも変ですが、葉家に秦家が追い込まれ、父親秦川と祖父の両将軍が牢にぶち込まれ、叔父や一族が謀反者として軍に囲まれるところまで来ました。摂政王と手を組んだ葉家や白家グループによって太子や彼につながる者たちも命を狙われ、皇位簒奪の動きもやっと本格化。といっても葉親子、次には自ら皇位を狙ってるんじゃないか?
秦問天や九華門院にいた姉秦瑶は、それぞれ友人たちの力も借りて危機を脱して身を隠す。
秦瑶は雪雲国に逃げ、そこの太子の力を借りて、再び古羿国に戻ってくる。九華門に潜んでいた秦問天たちもそれぞれ秦川たちを救出するために動き始める。
その間に、秦問天が白晴に薬を飲まされて人事不省になったり、父皇帝の様子を見に皇宮に潜入した太子羿無為が再び軟禁されたりといろいろ。
とにかく秦家を滅ぼしたい葉家は裏から表から手をまわし、とうとう秦川を斬首という摂政王の令をとりつけます。ところが莫家の長天霖が「そんなことをしたら、パワーバランスが壊れて、葉家が好き放題始めまっせ~」と言ったために、首を切る寸前でいったんストップになったところで、24集まで。
やっぱり展開が遅いんですよね。
脇の話を延々とやってるせいもあるんですが、一場面ごとの展開がゆっくりなんですよね。さっさとやらんか~とはっぱかけたくなる。そのせいもあると思うけど、話のメリハリが弱い気がする。秦川が牢に入れられてから、「斬首される!助けなければ!」までいったい何集かけたことか・・・忘れられたのかと思った。そのうえ、この結末ついてないしw
もう一つは、なんか恨みがましいキャラが多くてすっきりしない。一番の例が白家の姉妹。姉の白秋雪(厚化粧)はもともと秦問天と婚約もし、それなりに愛情もあったのに、父親の命でさっさと新たに葉無缺と婚約。安国郡主にもしてもらって、莫傾城の薬を盗み出したり、積極的に反派やってるのに、まだ秦問天が忘れられないとぐちぐち。妹の白晴(厚化粧)の方は、私はお姉ちゃんと違ってあなたの味方とか言って、九華門にまでついてきて、暗夜族に脅迫されて秦問天に毒を飲ます。それも何度も何度も、やっぱりやめた、いややっぱり~とやり続けた結果やっと毒を盛ったら、今度はすぐにそれを後悔。でも、白状はしない・・・
この愚かでうざい厚化粧姉妹がいなかったら、もう少しドラマは見やすいかもしれないと思うネバネバ嫌い。
「少女大人」の潔い展開を見習ってほしいw
国を簒奪しようとしている摂政王羿横とその息子にしても、皇帝以上に派手な格好で「もうすぐお前はこの国の太子だからな~~」と親子で馬鹿笑いしてますが、あまりにもうすっぺらい。
この朝廷の権力争いの裏に、500年前の件でずっと人間たちを恨んでいる暗夜族の動きがあるわけですから、途中でこのあたりが倒されて、暗夜族との大々的な戦闘シーンとか期待したいところですが、どうも期待外れになる悪い予感。
ほんとに演員的には相当な顔ぶれを集めてきてるのに、なんか力の入れどころを間違っているような気がしてならないのですよ。
と、文句言いつつ、止まらずに行くつもり。ちょっと止まったが最後、そこから縁が切れちゃうケースが続いてきたんで逆にちょっと用心してます。あんなの見るの~と言われるのが平常運転だったんですけど、最近贅沢になっちゃってw
でも、どうしようもない評判の作品に気にいるのがあったり、前半むかっ腹立てながら見てたのに後半は見違えるようにおもしろいってのもあるんですよね~それに期待。