1~14集
この夏に出た幻玄ドラマで、ご覧になってた方も多くて評判も悪くなかった作品と聞いてます。私自身は他のドラマ見るのに忙しかったのと、イケメン美女を見るのはもう十分~という気もあってそのままにしてました。
あんたにも見られる、大丈夫とお薦めいただいたので、ちょっと遅れて視聴開始しました。でも、これ、ぼやぼやしてるうちに日本に入ってきそうな気がします。
さっさと見て、言いたいこと言ってしまえというのが迷子流。ちょいとアクセル踏んで見てみたいと思ってます。
少陽派掌門褚磊の次女璇璣と离澤宮の少主禹司鳳との恋愛をメインに、前世からの因縁とか仲間たちとの友情とか武林の勢力争いとかを描いているドラマで、最近ではちょっと長めの59集。
最初登場時にはろくに口もきけなかった世間知らずの禹司鳳と六識(味覚とか嗅覚とか)が生まれながらにないという天真爛漫な璇璣は、たちまち互いに思いあうようになります。しかし、离澤宮にはよその人間と付き合ってはならないという決まり、外の人間の前で仮面を取ってはならないという決まりがある。それなのに、天真爛漫も行きすぎじゃないかという璇璣がさっさと仮面を取ってしまって、そこから二人の恋愛スタート。
ちょうど開かれていた簪花比武大会では点晴派の烏童が陰険な手を使って優勝を狙い、結局破門されてしまう。その挙句、闇落ち。この烏童と仇敵関係になってしまった禹司鳳たち。
比武大会も終わって、それぞれの門派に戻った一同ですが、禹司鳳は离澤宮の掟を破ったと責められ、十三戒という最後までクリアできない死に至る懲罰を受けることになる。
璇璣は旭陽峰に行って内門第子として兄弟子昊辰の指導で修練を積むことになる。
十三戒を回避するために情愛を断たないと命にかかわるという情人咒面具を付けるように言われたが、禹司鳳は拒否。十三戒をクリアして、璇璣と再会しようとか考えてる。
ところが、二人の間の連絡がうまくつかず、その上璇璣が愛してるのは少陽派の兄弟子だと思い込んだ禹司鳳は、愛してるという言葉の意味が理解できていないトンチンカンな璇璣の返答に絶望して、情人咒面具を付けることになる。
というわけで、4年後に再会した彼らはまたトンチンカンなやりとりをつづけることになります。けれど、あっさりと誤解は解けて、またイチャイチャモード。しかし、そんなことしてると命にかかわると、禹司鳳の師兄で离澤宮の反逆者柳意歓に教えられて、情人咒面具を外すための方法を求めることになりました。
すると、早速若い男が妖怪に誘拐されるという事件に巻き込まれ・・・
テンポも悪くないし、なじみのある演員がそろっていて、手堅く作ってる感じ。ただ、どうもあまりに璇璣が非常識すぎるし、禹司鳳は落ち着き払ってるようでとてつもなくやきもち焼きでそそっかしい気がして、主役カップルにバタバタしてる感がある。
璇璣には袁冰妍。老九門、将夜、聴雪楼とどちらというと口数の少ない役を見てきましたが、その分を一気に取り返す勢いでしゃべりまくっています。
禹司鳳には成毅、青雲志の林驚羽とか盗墓筆記2の張起霊でこちらもあんまりしゃべらない役してました。
璇璣の双子の姉玲瓏には張予曦、父には何中華、柳意歓に韓承羽、昊辰に劉学義・・・と青雲志や聴雪楼で見かけた顔ぶれ。歓瑞世紀の制作なんで仕方ないですが、役割固定にだけはしてほしくないものです。ま、今度は黄宥明が烏童という思い切り嫌な役やってますがw
おまけに、何晟銘まで离澤宮宮主で出てきて、また濃い演技見せてます。
見やすいと言えば見やすいんですが、このドラマも設定は太古の昔の因縁から始まっているんで、その因縁に絡みつかれている主人公たちのこれからがまた悲劇展開らしいので、用心しつつ見ているところ。
話の展開的にはわりとトラディショナルな幻玄劇の感じで、見せ場は外さないな感じ。もっとも突っ込みどころは満載なのもお約束。
そういやここでも玲瓏と璇璣は姉妹の名前になるんだな~と思う琅琊榜迷でしたw