江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

狼殿下 その4

31~40集

 

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 回り合わせで滞りがちなこのドラマの視聴ですが、ラストスパートに入ってきました。
 
 ベースになってる史実から考えると、どうしても悲劇で終わるんだろうなと思うと今一つ気分がもりあがりません。

 どうもこのドラマの展開、極端に走るんですよね。一つのことへの反応が、どれもこれも強烈でそこまでしなくてもいいんじゃない?と思ってしまう。

 疾冲が国を去る原因になった部下たちの犠牲でも、父である溍国王が小帥疾冲に勝手に戦線を離脱させた責任を取らせて全員死罪にした?それで彼らの遺族は疾冲を恨んでるし、疾冲は彼らを養っている。

 馬摘星に馬家の仇を討たせようと自分を徹底的に悪者にした渤王ですが、きちんと話をすればそこまでする必要あるかというレベル。渤王を恨み抜いて、仇を討つための意志と力を彼女に持たせようというわけですが、くどいわ・・・

 こんな風に白でなきゃ黒、右でなきゃ左と極端から極端に走るんで、どうにも感情移入がしにくい。話の展開そのものは悪くないんですけどね~

 摘星が実は前朝の公主の娘であることがわかって、彼女を担いで煬国との戦争に突入しようという話になります。

 その煬国では大皇子の死は実は父である国王のしたことだと知った第4皇子楚有禎と第3皇子渤王楚有炆が兄の仇の父親を討ち果たそうと密かにはかっている。この煬国王楚軌をしてるのが、琅琊榜で梁帝を演じた丁勇岱なもので、あんたまたか~な気分になります。


 煬国vs溍国の戦線が開かれます、仇を討つ気満々の馬摘星。渤王の方はわざと自分を殺そうと仕向ける。君ら何やってるんだ?

 乱戦の中、馬摘星に危機が迫ると彼女を助けて、戦場を離れている渤王。

 それを見た溍国の兵たちは彼ら二人の関係を疑い始める。

 渤王の知らせで彼女を迎えに行った疾冲は、彼から事の真相を聞かされ、摘星を守り抜くと誓うが、なんか微妙です。渤王は摘星を疾冲に託すと、楚軌暗殺に失敗して捕らえられた弟を助けるために、煬国に戻っていきます。

 

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 溍国に戻った二人は、馬摘星への疑いを晴らすために彼女との婚儀を宣言する疾冲。

 しかし、渤王から彼女を奪い取ったのならともかくすべての事情を打ち明けられて、後はよろしく~彼女には秘密!と言われたら、もやもやしますよね~

 でも、その婚儀の当日、煬国では戻ってきた渤王の処刑が行われる。

 これを聞かされた馬摘星だが、渤王には因果応報だと疾冲との婚儀を進めることを主張。彼女も渤王の行動には疑問を持って入るんですが、皇女としての判断をしましたが、すっきりできないのは疾冲の方です。

 このあたりを見てると、「陳情令」の肖戦は確かに演技がうまくなってるなと思わずにはいられない。くどいようですが、この「狼殿下」の方が先w

 謀叛の企てによって一気に人材がいなくなった煬国では、失脚していた第2皇子楚有圭が復活。遙姫と共に国王の左右を固めることになります。怒り心頭の楚軌は二人に渤王の処刑を命じます。

 

 やる気満々で渤王を火あぶりにしようとした楚有圭ですが、突然大雨が降るとか異常現象が起こって、火あぶり中止に。楚軌は死刑を取りやめて、奴隷に落として黔奴営に送ることに決めます。

 遙姫と渤王の関係も微妙で、彼女は渤王を殺したいのか、殺したくないのか?

 さて、戻ってきた二皇子ですが、史実通りだとこいつが・・・とか思うものの、ここで史実にこだわる意味はないな~とも思う今日この頃。

 どうにもふり幅が大きいというか、そこまで過激な対応しなくていいんじゃないの?と思う場面が多くて、続けてみるのがしんどい展開も多いのが残念。まあ、好みの問題です。