1~36集(大結局)
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2021年最初のブログ更新は「心宅猎人」です。
結構こじれた構成のこのドラマ、評価というか好き嫌いが結構あるだろうなと思います。特に、大結局あたりの急展開、これは受け入れられないという視聴者も多そうです。
とはいえ、中盤過ぎたあたりからのこのドラマ世界の不安定さに、何かしかけがあるんだろうと眉に唾つけてみてた素直でない視聴者迷子は、「あ。そう来たの?」とそれなりに納得。
さて、ドラマは記憶をなくして行き倒れていた江爍が、大道芸人の一座に救われ、「六指」と名乗る謎の人物が起こす連続殺人に巻き込まれていくところからスタートしました。舞台は一応民国期。
江爍には何ともはや~で終わってしまった「盗墓筆記2」や「推理筆記」の侯明昊。今まで見たどれよりも主役感があってよいです。
この江爍を犯人と決めつけて追いまわす軍閥のお嬢様元慕青、彼女は事件捜査がしたくて勝手に警察に入り込み、勝手に制服らしいものを作って、勝手に捜査会議を仕切ったりしてますが、一面お嬢様学校の学生だったり、そのくせ学校に関連する事件が終わると一切学校に行ってる様子はなかったりと実に適当な設定。中の人は、「三生三世十里桃花」や「倚天屠龍記」の祝緒丹。
彼女を初め、登場人物の背景や人間関係のおさまりの悪さもごちゃごちゃした感じも大結局までくると、そういうことかと何となく納得。
もう一人、事件の状況から江爍は犯人ではないと彼を助けるところから、最大の協力者となったのがこちらも財閥の次男で父や兄に逆らって家業を放り出して医者をしている秦一恒。こちらは「法医秦明2:清道夫」の劉冬沁。
彼らがチームとなって、常山洲で起こる怪奇な事件に取り組んでいきます。ただちょっと変わっているのが、江爍の「捜査方法」。彼は催眠術の達人で、事件にかかわる人間たちの心理世界である心宅(心魔の生まれるところ)に入り込み、そこで事件の経過や犯人を捜すのです。どれだけ達人かというと、彼が銅銭を目の前に一瞬振るだけで、たちまち催眠状態に入るし、江爍自身だけでなく、秦一恒や元慕青を連れて「心宅」に入っていくこともできます。
一体六指はなぜ江爍を「ゲーム」の相手に選んだのか、六指の正体は?というような謎は早々から提示されますが、事件が重なるたびに秦一恒や元慕青の一族、江爍を助けた大道芸の一座にも危機が迫り、彼らもその関係者も六指と深く関係をしていることが明らかになっていきます。
というと普通にホラー風味のミステリなんですが、一つ明確に「なんか変だ?」と思わされるのは、六指が江爍を連れ込む心宅の中の世界。なんか映画で見たような気もするんですが、この中で江爍は六指から謎を突き付けられ、無理難題を押し付けられます。
そのうち、「現実」の世界と「心宅」の世界、過去の出来事なんかがごっちゃになったあげくに、さらにもう一つの世界が姿を現します。
まあ、終わり方としては、この手の展開をするなら、こうなるよな~とは思うのですが、なんかどっかで見たような気がしてデジャビュに苦しんでます💦
具体的にはご覧になってないとわかっていただけないとは思うのですが、一応自粛。
でも、嫌いじゃないw
というような調子で今年もやってまいりますので、どうかよろしくお願いします。
演 員 角色
侯明昊 飾 江烁
祝绪丹 飾 元慕青
刘冬沁 飾 秦一恒
肖 旭 飾 白开
张 翔 飾 秦一持
宗峰岩 飾 元阵
職員
出品人 龚宇、王晓晖、张云可
監 制 冯小刚
原 著 贰十三
導 演 李泽露
編 劇 徐翔云