1~10集
元気な父と娘の冒険ドラマという感じで、楽しく見ています。
これともう一つ古力娜扎主演の「風起霓裳」の二つを見比べて、どうしようかな~と迷ってたんですが、そっちはレディコミ、こっちはラノベ、ならばこっちですか?あんたいくつかって突っ込みはなしね💦
もっとも見る動機になったのはオープニングで登場するこのでかい魚。これに心を惹かれて見始めたという事実は否定できないw
とりあえず良い面構えの「魚」の下はストーリと演員紹介していますので、立ち入りご配慮を。
主人公火屠玲瓏は、父の火屠辛と二人で山奥の村織火村で暮らしていた。彼女の母は焰熄墙の向こうに姿を消してしまって、彼女はずっと母を探しに行きたいと思っている。
もちろん彼女には、というか姿を消した彼女の母には秘密があるわけで、玲瓏はそれを知らされないまま育ち、母と会いたがっている。
父の火屠辛は、娘を大事に大事にして育ててきたが、妻には何か特別な力があったとは気づいている。
彼らの前に現れたのは神主を探す元一。
玲瓏が神主だと確信した元一は玲瓏を連れて昭都に行こうとする。実は彼はこの宿川の君主だが、すでに権威は失われていて、その巻き返しのために神主を必要としていた。
娘を連れだすことには大反対の火屠辛も、玲瓏が火精霊に姿を変えたことで彼女が狙われるに及んで、元一と共に村から逃げることに同意する。
そして、彼らの乗り込む「飛魚」というのが冒頭に触れた「魚」になります。なかなかの造形ですが、中は普通に「船」です。
ここで、こちらも没落した名家の兄妹銀霄と銀妆、宿川一の富豪微生硯と出会います。微生硯は正体を隠してただの雇われ人のふりをしていますが、彼は銀妆の父が決めた婚約者。
金持ちだが成り上がりの微生硯に反感を持って婚約を解消することを考える兄に対して、金を持っているということに価値を認め、結婚に前向きな妹の対比がおもしろい。
途中で飛魚が墜落し、佛篆に救われる。刺客に襲われ、佛篆が死に、元一と玲瓏、銀家の二人、火屠辛はばらばらになってしまう。
緋天に助けられた元一と玲瓏は昭都に。彼女を神主と認めるかどうかが問題になります。彼女を神主と認めない緋天、神主の登場を喜ぶ大祭主、神主出現を聞いてだからなんだという有力諸侯と反応は様々ですが、彼女は彼らの前で自分が神主であるという証明をする必要があります。
この緋天は羽のあるキャラなんですが、CGの羽がよくマッチしていて、昔の背中に縛り付けた作り物の羽とか体のうしろに浮かんでいたお絵描きの羽とかを思うとよくできました、ご苦労様と言うしかないw
銀家の二人は平亭の微生硯の屋敷。火屠辛は,平江候に囚われますが、織火村からずっと彼らを追ってくる烏縁の祖父に救われる。
と、あっちこっちにばらばらになって主役グループです。
普通なら男主1は玲瓏とCPになるだろう元一だと思うんですが、どうにも地味w
そりゃ君主だし、イケメンだし、玲瓏との場面が多いんですが、やっぱりパパにはかなわない。
このドラマ、最近わりと見かける「父と娘」ペアがドラマの中心にあるんで、男主1は袁弘演じる火屠辛ですね。
唐人を離れた袁弘が久しぶりに唐人のドラマに出ているのもなんかうれしい。とにかく娘がかわいくてしかたがない、家事力も戦闘力も高い父親を嬉々として演じている感じがして見ている方が楽しくなります。
ヒロインの玲瓏は「流浪地球」や「重生」の趙今麦。今伸び盛りの若手で、まだ20歳にもなってないけど、ヒロインにふさわしい演技力を持ってると思います。
男主1を袁弘パパに奪われた元一は、林一。私には初めての俳優さん。身長が187cmもあるそうで、ドラマ内でもネタになってます。でも、そんなに大きいようには見えない。
銀妆の蔡文静は「脱身」「古董局中局」などでおなじみですが、どういうものか今同時進行の「大侠廬小魚之夕陽紅戦隊」にも出てる。
もう一人、微生硯の中の人は、「三国機密」の人気者満寵の屠楠でした。お久しぶりw
唐人というとこの「三国機密」とか「無心法師」とか多くの作品を見てるんですが、セットの作り込みとかになんか懐かしさを覚えるのも好ましいのです。