11~20集
話がしんどくて何集か見ては「休憩」が必要になってしまう「上陽賦」と比べると、こちらはコンスタントに見てはいるんですが、出るとすぐ一気見する「闘羅大陸」に比べると結局進度が遅めになってしまってます。
そのせいで、10日くらい前に見た今回視聴分の初めのころは記憶があいまい。もう一度見直している余裕もないので、いつも以上にざっくりした感想文になってしまってます。
あくまでも個人的な好みですが、「上陽賦」が後宮ドラマというかヒロインに絡むうざい母娘が出てきたあたりで視聴意欲だだ下がりしてます。力任せな権力闘争でよかったのに、なぜにこんな話持ち込むんだと大いに嘆いています。むやみにメインキャラの死亡率の高いドラマなんで、この二人にもさっさと退場してほしいところ。
それに比べると、この「玲瓏」は宮廷が舞台になっても、後宮は出てこないので助かる。
元一と玲瓏は、君主と神主という宿川の最高権力者二人なんですが、一旦宮廷場面が過ぎると普通の若者がイチャイチャしてる感じ。
娘をガードし続ける父火屠辛もようやく元一を娘の相手として認めますが、「小子!」扱いで君主という扱いではない。
その父は、銀霄が妹の持参金がわりに与えた鉱物から作ったペアの腕輪を身につけてしまい、銀妆と二人で強大な力を発揮できるようになる。
銀妆から婚約解消を持ち出された微生硯は、一応それに応じたもののまだまだ何かと企んでいる。
宮廷では、大祭主が平江候烛犀と手を組んで謀叛を起こし、緋天が殉職。
昭都を離れた元一は一同と共に微生硯の屋敷に押しかける。自分のいるところが都ってわけです。
微生硯は烛犀とも関係があるが、全面的に従ってるわけでもない。
彼の計略で銀妆がすでにこの世にない銀氏の先祖銀葭に乗り移られると事態も発生。彼が必要だったのはこのご先祖様の方でした。
火屠辛は娘を助けるためにはなりふり構わずですが、その彼にいい感じになっているのが平江候烛犀の手下だが本当のところが今一つ読めない烏縁。火屠辛自身は銀妆に好意を持っているようだけど、娘を助けるために微生硯の「彼女から離れろ」という要求を呑んでしまう。
玲瓏は神主といっても、本当の神主にはなってない。本当の神主になってしまったら、玲瓏という人格は失われてしまう。なんとか彼女をとどめたい一同ですが、玲瓏が意識を失ってしまうことも出てきたし、神主の力を発揮する場面も増えてきています。
元一との結びつきはどんどん強まってはいるんですが、やっぱりパパには勝てない。このドラマ、そのあたりの人間関係は普通のホームドラマや学園ものとかのラブストーリと大差ない。神主の秘密とかになると幻玄ドラマで、こちらの方はおろそかにはされていません。
宮廷の権力争いとかはもうアクセント?と割り切ってしまって、実に楽しく見られているところ。
「大秦賦」のようなずっしりしたドラマも大好きだけど、こういうゆるふわな人間関係のドラマもそれはそれで悪くないです。
共通しているのは、後宮いじめドラマではないというところw
というわけで、同時期に始まった「風起霓裳」に地雷を感じて第1集見ただけでストップしてます。これ、私にも大丈夫なんでしょうかね?