21~28集
霖安編ってところでしょうか?
方天雷が占領した霖安で劉大彪こと劉西瓜の覇刀営の軍師にされてしまった寧毅、なんとか霖安から脱出しようとします。が、うまくいかない。
方天雷の配下八大営の中でも略奪し放題の武徳営の統領鮑文翰とそれなりの秩序を求める劉西瓜が対立している。その鮑文翰が目を付けたのが、檀儿が姐姐と呼ぶ楼舒婉。彼女は何とか逃げようとしますが、父と兄に鮑文翰に売られたと知って自殺を図る。そこを助けて、死んだら負けとか引き留めたのが寧毅。
以後、すっかり性格一変。商売には長けていても父や兄に逆らえなかったお嬢様が自ら鮑文翰の元に向かう。なにしろ中の人は「大秦賦」の趙姫、「闘羅大陸」の比比東の朱珠です。ただのなよなよしたお嬢様ではもったいないと思った。
寧毅が脱出させたつもりだった檀儿がまだ霖安にいて、しかも行方不明になっている。なんとか彼女を見つけようとする寧毅、彼が結婚していると聞いておもしろくなさそうでも檀儿探しに協力する劉西瓜。
武芸の達人陸紅提は寧毅が師父と呼んでいましたが、彼女も秦嗣源の配下で寧毅の指揮下に入ることになって、檀儿を探す。
この辺までくると、コミカルな場面よりシリアスな展開が目立ってきます。
ようやく檀儿を見つけた寧毅の犯人への復讐、恐怖で固まっていた檀儿が悲鳴と共に意識を取り戻すこのあたりの展開に笑える様子はありません。
それを補うのが、耿護院や霖安占拠で寧毅たちが行方不明になってと聞いて、連れ戻しに行くという名目で物見遊山がてらに出て来た二叔父子。耿護院の地図に振り回され、途中で馬車も奪われて、よれよれ。
ようやく寧毅たちと再会しますが、息抜きに出してきたようです。
方天雷の許しも出て、寧毅が彼らを連れて霖安から去ろうとしたとき、皇帝に派遣された董道甫の大軍が霖安にやってくる。
というわけで、武侠ドラマからさらに戦争ドラマになりかけた贅婿です。
聞くところでは原作ではこの話、水滸伝につながってるそうで・・・そうなるとまた随分改編されてるんでしょうね。でも、まあドラマだけでも十分おもしろい。
もう大結局まで見られるようなので、ちょっと視聴ペースが落ちてしまってます。「山河令」のせいです。何か新しく興味を引くのが始まると押し出しになってしまうのは仕方ないですね。