31~40集(大結局)
前回視聴分でだいたいの玲瓏と元一周辺の話にケリがついていて、残り10集分も何をするんだと思ってました。
待っていたのは、火屠辛と銀妆、烏縁に微生硯、銀妆、火屠辛という親世代の恋愛ドラマでした。予想通りというべきでしょう。
だいたい最初から皇帝の元一にも神主の玲瓏も彼ら自身のキャラに奥行きがない。あるように見えるのは、玲瓏だと父と母の因縁やさらにその前の因縁からだし、元一は先祖や周囲の状況からなんで、彼ら自身はそれらに対してかなり客観的に対応している。二人の関係はほぼ順調に経過してるから、恋愛方面での盛り上がりも少ない。
そっちが盛り上がったのは年長組の方でした。
主体的に物事を始めたのは、微生硯の方でドラマ全体を引っ張っていくのは彼の陰謀と銀妆への思いがけない純愛ということになります。
そんな微生硯を振り回すのが「私は貴族」というのがステイタスの銀妆。彼女は火屠辛が好きなようなのに、あくまでも微生硯に嫁ぐと言い続ける。裏には兄を助けるとか、銀家を復興させるとかいろいろ理由はあるんですが、最後は兄の仇討ちということになりました。
彼女は何度も火屠辛の方に行くチャンスはあったのですが、貴族なので平民なんて問題外だったんですかね?主体性のないお嬢様がブラック化したというよりもともと根性が悪かった気もします。かといって大悪人というわけでもないんですけどね~
もっとも火屠辛の方にはひたすら彼を愛してるツンデレ烏縁がいるということもあります。
それに対して、出身が卑しくて没落貴族の娘を妻にして箔を付けようとしていた微生硯が、彼女の美貌に魂奪われていく様子がかわいい。かといって単なる厚かましい貴族に利用された被害者というわけでもなく、彼は彼なりの欲望を満たそうと銀妆でも朝廷の人間でもすべてを利用しまくります。
でも、なんか最後に気の毒にしか思えない・・・
決して、中の人が「三国機密」で嫌われ役のはずなのに「かわいい」と好感度の高かったキャラ満寵の屠楠だったからというわけではないです。
余談ですが、この方、舞台「如夢之夢」で胡歌と共演してるんですね。映像がすべてではないけど、こうして舞台以外のところでも実力が認められていくのはいいですね。
銀妆の兄銀霄にしても、そのほかの結構重要な登場人物と思われたキャラにしても、あっさり死んでしまうドラマでした。でも、死んだように見えて実はあんた生きてるよな?ってのもいるw
ドラマのクライマックスの場面に玲瓏も元一も不在で、自ら犠牲になるのは火屠辛だし、大々的な戦闘シーンを展開するのは烏縁と本来の主人公二人に「主人公感」がない。
かろうじて最後に二人が宿川のために神主を必要とされるところへ出ていくということで、これからこの二人が国を再興させていく話になるのかな~で終わりました。
というわけで、父と娘の物語?と見ていたけど、なんだ父の半生記だったのかということで見終わりました。
玲瓏と元一の恋愛ドラマとか、朝廷権力闘争とか、ファンタジックな幻玄ドラマとかを期待して見始めるとちょっとなんか違うな~となってしまうかもしれません。
父火屠辛と彼の周辺のドラマを楽しむドラマ、男主1袁弘、女主1蔡文静、男主2屠楠ということで一つよろしく!ですかねw
演 員 角 色 配音
赵今麦 飾 火屠玲珑 聂曦映
袁 弘 飾 火屠辛 陈浩
林 一 飾 元 一 钱文青
蔡文静 飾 银 妆 乔诗语
辛云来 飾 银 霄 杨天翔
陈雨锶 飾 乌 缘 杨婧
屠 楠 飾 微生砚 魏超
陈语安 飾 篱 砂 徐佳琦
曾 黎 飾 绯 天 赵熠彤
赵天宇 飾 梦 盏 苏尚卿
王 东 飾 佛 篆
张 帆 飾 烛 犀 商虹
张 琪 飾 乌 烟 刘琮
倪菘阳 飾 赤 方 凌振赫
汪小敏 飾 锦 儿
景如洋 飾 橘 浅
李峻贤 飾 骨 蚀 郭浩然
邓 凯 飾 铁 落 谷江山
过齐鸣 飾 大祭司 赵铭洲
谭晓凡 飾 夏 菱
職員
出品人 王一
制作人 张娜(总制片人)、蔡艺侬(总制片人)、夏汐苓(制片人)、贾文凤(制片人)
導 演 徐奕明(总)、施磊、卓威旭
編 劇 徐奕明、于秀婷、赵娟
美術設計 星汉(指导)
動作指導 李映辉(动作导演)
造型設計 陈顾方(顾问)、于璐璐(指导)、陈慧群(指导)
視覚特攻 白宇、吴哲(总监)