9~20集
8月に入って初めてのブログ更新です。ずいぶんペースが落ちているわけですが、中華ドラマはこの「迷航崑崙墟」と「星漢燦爛・月昇滄海」の二本に絞っています。なのにどうしてこんなにペースが落ち方と言うと、ドラマ見る代わりに「大偵探」だの「密室大逃脱」「向徃的生活」という芒果テレビ制作のバラエティ見てるからなんです。ま、ちょっと「箸休め」的な気分。
視聴ストップした二本、アレとアレですが、両方ともどうしても女主が性に合わない。片方はドラマ自体がおもしろいと思えないし、もう一つもストーリ展開に新鮮味が感じられないし、女主のキャラクター設計というか、毎度その演技?というのは俳優にとっていいもんなんですかね?喜劇俳優とかコメディアンが持ちネタとしてやってるのはともかく、演技の幅を狭めて得することあるんだろうかと余計な心配しております。
というわけで、ただ今二本きりになった中華ドラマ視聴。メインはこの「迷航崑崙墟」なんですが、ちょっと暗雲が立ち込めてきた?
丁雲斎と五門を巡る話に「老九門」や「鬼吹灯」の匂いがしていたのですが、ここまで見てくると「民初奇人伝」や「山河令」の影も見えてきました。
もともと数百年も続いている秘密の組織「五門」これが「搬山、卸岭、发丘、摸金、观山」とか聞けば、「鬼吹灯」との関連があるんだろうかと考えてしまいます。ところが、ここへきて父親の遺志を引き継いだ丁雲斎が「五門」を解散させると言い出して、目が点。
「民初奇人伝」ですよね~君、華民初だったのかw
そして、各勢力が中の財宝を狙う「崑崙墟」、丁雲斎は中の天下の財は天下の人たちのものだとこれを開けることを決意。そのためには五門の各掌門が保管している五本の追魂令を集める必要があるということで丁雲斎が動き出します。協力するのは摸金の掌門孫三玄や道人の崔胭脂たち。
で・・・「山河令」思い出しません?もちろんディティールは違うのですが、一度そう思い出すともう止まらないw
さっさと崑崙墟に行って、地下に入って宝さがししてくれませんかね~そこが持ち味ってものじゃないでしょうかね~
許凱の丁雲斎はとにかく格好良く造形されていますから、目の保養には悪くない。
彼の周辺の年長者たちは一人として怪しげでないのはいない。軍閥の野卑なだけに見えて実は周到な胡司令、丁家の父子の五門解散方針に徹底反対の守旧派周裘海、丁遠山を父の仇と恨み、義弟の九天を胡司令に殺害されてこちらの仇も討とうという駱雲松・・・とみな怪しい。
警察局長の駱雲抹をクビにし、その妹楚風鈴を崑崙小組の特派員,駱雲松をその副特派員に配置した夫人というのはまだ姿を見せませんが、時代背景やらなんやら考えるとそんな権力を持ってるのは「あの人」?と想像をたくましくしています。
女主になるのは周裘海の弟子である無双なんですが、天官を継ぐのを拒否している丁雲斎との「結婚」は師父が許さない、でも師父は彼の身近にいてスパイしろと命じてくる。とウザ展開もありそうですが、どうもこのドラマそこまでしつこくなりそうにもない。
全36集ですからもう折り返し過ぎています。でも、まだ崑崙墟探しに行こうという話のとっかかりです。肝心の追魂令も今丁雲斎の手元にあるのは自分ちの分一つだけ。卸岭の追魂令は楽勝と思ったら、誰かに奪われてしまったし、周裘海が持つ発丘の分を手に入れるのも簡単ではないし・・・と今からこの話始めるの?いつになったら崑崙墟に行くの?となんか悲壮な気分になってきてる。「黄金瞳」の呪縛ですかね・・・
なんか小型版の「民初奇人伝」的な匂いがしてきましたが、ここはひとつ天下覇唱らしい泥臭い伝奇ものの匂いを大いに期待したいところです。