江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

迷航崑崙墟 その3

21~28集

 

 やっと探検ドラマらしくなってはきた。でも、これまでの天下覇唱原作ドラマに比べると土着風味が薄いし、逆に人間関係が暑苦しめなのにちょっと違和感がある。それに加えて「民初奇人伝」エッセンスかいな~と正直うんざりしてたんですけど、五門解散というのは掛け声だけになってしまってる感じです。

 それでも、追魂令を探すというのを当面の目的にして主人公たちは動いています。

 

 丁雲斎の父遠山が父の仇と信じる駱雲松とその妹楚風鈴、孫三玄とその配下、それに師父の命で戻ってきた無双らを伴って等坤閣に崑崙墟の手がかりを探しに行った丁雲斎。その周辺を固める駱雲松と楚風鈴の命で動く黒羽と摸金の一団、そこに発丘の一団を率いて周裘海が現れる。

 やっとまた大掛かりな摸金の仕掛けとか出てきて、アクション要素が補充できました。

 

 等坤閣で丁雲斎と無双が見つけたのは駱雲松兄妹の父の遺骸。実は摸金の掌門寿無彊。ここで丁雲斎の父への恨みは消え、駱雲松は摸金の一同から「小掌門」として迎えられる。どうせこんなことだとは思ったがw

 こっちがうまくいきだしたけど、これから厄介の種になりそうなのが楚風鈴。丁雲斎が無双との仲を深めているのを嫉妬むき出しで見ているところから、「実害」を持ち込むようになってきました。それにしてもなんで国民政府の権力者「夫人」はこんなのに大きな権限を持たすんですかね~そんな人を見る目がないのに、権力握ってるとか危なくて仕方ない。

 その楚風鈴、自分が衝動的に動いたせいで長年側にいた黒姑をなくす。それが発丘のせいだといきり立つが、兄も含めて誰にも相手にされず、さらにいきり立つ。
 彼女が夫人から教えられた方法で助っ人を呼ぶと、現れたのは死んだはずの駱九天だった・・・なんとまあ狭い世界w

 

 丁雲斎は発丘へ。今度はそこにある地下宮殿に行って、追魂令が欲しければ自分でとってこい、できなければ生涯発丘に監禁という賭けをすることになる。勝手についてきた無双と二人で追魂令を見つけるが、彼女を救うために追魂令をあきらめる。そのために、丁雲斎は発丘に監禁されることになってしまう。

 その丁雲斎のところに勝手に「嫁ぐ」と決める無双がやってくる。

 丁雲斎たちが監禁された発丘の高い崖の上にある石窟では、謎の老婆が現れる。女性版老玩童か風清揚かといったところでしょうか。これが道人の追魂令を持つ老北風。

 

 こんなに簡単に退場かい?と思ってた駱九天はしっかり生きていて、「死亡」前の金持ちのごろつきから夫人の配下となって再登場。無双に対して、えらく純情な一面を見せています。

 というところで、丁雲斎を救出するために周裘海を人質にしようという駱雲松たち、丁雲斎を利用して老北風から追魂令を奪おうという周裘海、すっかり黒化している楚風鈴と彼らの動きを見張る夫人の配下・・・となにやらごちゃごちゃと集まってきています。

 で、残すところ今週更新分だけなのですが・・・これ、ちゃんと終わりますかね?

 

 せっかくあちこちに撒いてある「謎」~周裘海のほんとの狙いとか夫人の正体とかを丁寧に取り上げ、探検シーンをしっかり作り込んでくれたら、「来季にご期待」となってもまああきらめがつくかも・・・?