9~20集
配信済みの20集まで。ちょっと更新速度があがったそうです。
このドラマ、半分強を見てきました。麻薬組織に挑む人たちを描いているのはもちろんなんですが、それ以上に「親子」のドラマなんじゃないかなと思っています。
主役はやっぱり圧倒的な主役感のある陳暁の呉振峰と懸命にそれに食らいついていってる感のある王一博の陳宇なんですが、他のキャラにも主役感がものすごくあって、群像劇と言った方がよさそうなドラマです。
呉振峰は自分の父が麻薬組織に殺害された被害者、麻薬組織の人間ではなかったという父の名誉を回復し、麻薬組織に復讐しようと動いています。
彼と「発小」の陳宇は、呉振峰がどんどん麻薬組織に深入りしていくのを心配もし、怒りもしています。
話がそれますが、この「発小」という言葉、麻薬組織のチンピラが二人の関係を「発小」だと兄貴分に説明している場面があります。こういうときに「おさななじみ」とか言う言葉を使う翻訳は性に合わないんですよね~ここは「ガキの頃からのつきあい」とかなんとかそれらしくしてもらいたいものです。いや、これじゃないけどやたら言葉遣いが上品な非合法組織下っ端とかやたら下品な高級後宮女官とかがあってですね~なんか見て思い出したw
で、その陳宇も呉振峰をとにかく追いまわす、自分の判断で勝手に動いたと上司からは事件に関わるのを禁止され、それでも勝手に動く・・・と女朋友楊玲や同僚たちから心配され、立腹されています。
まあ、似た者同士?
ただ、この3年辛酸をなめつくしてきた年長の呉振峰に、やる気と能力はあってもまだまだ青い陳宇はうまくあしらわれている感があります。
楊玲の父、楊興権は、かつて林徳賛に協力して麻薬組織に妻を殺されています。その結果、娘を守るために彼は林徳賛に娘を託して、長く姿を消していました。楊玲にとって、実の父が楊興権、育ての父が林パパこと林徳賛ということになります。そして、兄同様の杨熠も陳宇と同じ禁毒大隊。彼女を麻薬から遠ざけようとしている父親たちですが、「そんななこと、今更無理」と彼女が言うのももっともです。と言って、陳宇に協力して探偵のマネとかヤバいとしか言えない。
禁毒大隊を率いる劉凱華には姜磊という甥がいて、これが麻薬組織kのメンバー。叔父としては、下っ端の彼をうまく使っているつもりでしょうが、実はかなりの大物で逆に利用されている?
麻薬組織kの頭目東哥たちと結んで麻薬を運送していた会社を経営する万賀達は娘の萌萌が麻薬中毒になり、組織の男と恋仲になっていることに怒りをあらわにしている。この万賀達、中の人は馮嘉怡。「少林問道」の敗火和尚とか「長安十二時辰」の皇帝とか見るたびに全然イメージの違うキャラで登場してくるのが楽しみです。今回も期待を裏切られませんでした。同じように数珠をいじっていても敗火和尚とは全く違って、怖いキャラです。でも、彼も娘を守ろうと必死。
香港、雲河県、勐佧の麻薬組織の三か所ではそれぞれの頭目が新型の麻薬を巡って策略をめぐらしています。禁毒大隊が仕掛けた大掛かりな取り締まりは不発に終わりましたが、再び行動を開始、別に呉振峰も組織の内部にまた潜り込み、それを陳宇が追っています。
麻薬組織にはまだ登場していない大物もいそうですし、警察内部にもいるはずの内通者の姿がまだ見えてきません。
毎回見るたびに人間関係や状況が変わっていくのが楽しくてたまりません。
ということで、20集まで見ました報告。具体的な内容にはほとんど触れていないのは笑って見逃してくださいw