江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

蒼蘭訣 その1

1~12集

 

 視聴スタートした途端に「恋恋劇場」と出たのにびびりつつ最初の5集ばかり見て放置してあったんですけど、その先はおもしろいとみなさんがおっしゃるし、評価も高いようだし、「冰雨火」と「飛狐外伝」の間にコメディひとつくらいならいけそうかな?と遅ればせながら視聴再開。

 これ、同時期にアニメバージョンも出ているんですね。「蒼蘭訣 ~魔王とポンコツ妖精が入れ替わっている⁈~」というまた何とも表現のしようもない邦題ですなw

 紹介文を見ると多少ストーリ展開や設定も変わっているようですが、こっちも見てる余裕はないので、真人版だけの感想です。

 ま、いかにもアニメっぽいドラマという気はします。

 3万年前に調伏されて昊天塔に封じ込められていた月尊・東方青蒼が、それと知らずに下級仙女小蘭花に解放されてしまう。ところがその時に二人の体と精神が入れ替わるという「転校生」ネタが展開、それは解消したものの同心呪のために小蘭花と東方青蒼は同喜同悲、同死同傷ということになる。東方青蒼は彼女が傷つくと自分にダメージが来ると彼女を陰から守っている、といっても小蘭花は彼に付きまとわれることになって、迷惑顔。

 難しい顔をした圧倒的な力の持ち主が、ハイテンションのおっちょこちょいな娘に好意を持つというパタンは珍しくない感じ。なんかパッと頭に浮かんだのがベルばら以前に池田理代子さんが描いた「章子のエチュード」だというところが我ながら、古すぎるw

 正直なところ、あまり新鮮味は感じられず、コメディとしてはもうちょっとやり切ってほしいな~とかこのまま放置もありかな?10集越したあたりから、はまれるという方も多いんで、もうちょっと頑張るかな~と迷いつつ、3分の1、12集まで見ました。

 

 小蘭花のあこがれる水雲天戦神長珩仙君@張凌赫、彼の友人のようで実は反派の容昊@徐海喬、東方青蒼が捕らえられている間我が物顔にふるまっていた弟巽風@張宸逍、東方青蒼に忠実な觴闕@林柏叡あたりが男主2,3・・・でしょうか。

 この世界での天界にあたるのが「仙界」でそれをしきるのが水雲天君ですが、あまり力はなさそう・・・というか幻玄ドラマでまともに機能している天界とか人格も能力も労働意欲もちゃんとしている天帝とか見た記憶がない。結構見てるんですけどね~

 その仙界と3万年前に戦ったのが「月族」その最高権力者は三界最強の東方青蒼で、その地位を狙うのが弟巽風。東方青蒼にひたすら忠実に従う觴闕。

 その時に東方青蒼を封じて命を失った先代の戦神である師父赤地女子を復活させ、仇の東方青蒼を弟に殺させようとしている海市の主容昊。

 このあたりに天帝以下ごちゃごちゃ出てきた仙女たちとか天界のメンバーが絡むようですが、覚えきれてない。見分けもついてないので、今のところスルー。

 

 とにかく小蘭花のところに潜んでいた東方青蒼が彼女を天帝の拷問から救うために派手に仙界に再登場。たちまち天帝以下を抑え込んでしまう。
 救い出した小蘭花を連れて、蒼鹽海に月尊復帰。弟はなんか言いたそうですがw

 小蘭花は彼女がいた仙界の司命殿を模した場所に幽閉される。当然逃げたい彼女、それでも寂月宮を嫌う彼女への精いっぱいの東方青蒼の好意だったりするわけで、あれこれラブコメ的すれ違い全開です。

 

 また入れ替わってしまった東方青蒼と小蘭花が始めるコメディパート。王鶴棣が演じる東方青蒼、本体の時と中身が小蘭花の時の落差が楽しい。東方青蒼と入れ替わる虞書欣の小蘭花には、残念ながらそこまでの大きな落差が感じられないかな・・・

 元に戻れない二人はそれがばれたら大変と大芝居を続けてます。

 一方、仙界でも小蘭花を救出しようと長珩が仙女丹音と体を交換、蒼鹽海への侵入を図ります。こちらでも「転校生」ネタが始まった?

 とまあ、みなさんのおっしゃるように10集過ぎたあたりからドラマの展開がはじけだしたようです。

 しかし、3Ⅾプリンターで使ったか何かのこの衣装、どうにかなりませんかね~これが一番笑えて来てたまらない。