江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

蒼蘭訣 その2

13~26集

 

 今回視聴している間に、話は大きく展開し、現在・過去、人界を経て、仙界と月界へと戻ってきました。

 東方青蒼は弟と和解、前代の月尊である亡き父が東方青蒼につらく当たり彼の感情を奪った理由が明らかにありこちらも和解、ぎゃーぎゃー文句言いながらもだんだん東方青蒼に深入りして彼との間の感情を深めていく小蘭花

 三万年前の恨みを果たし、十万人の月族の大軍を解封するために赤地女子の命簿を修復しなかればならないと眦を決している東方青蒼だが、どこまでも性善説の小蘭花と角突き合わせているうちに、彼女の働きかけやらなんやらで次第に軟化してくる。この東方青蒼の変容がこのドラマの最大の見どころでしょうか?

 小蘭花は「長珩仙君~」と一途だったはずが、東方青蒼と行動を共にするうちに思いが移っていく。

 

 その彼ら二人が赤地女子の命簿を変えるためには、彼女が転生した謝惋卿から元神を手に入れる必要があると凡人に化けて雲夢澤へとやってくる。赤地女子は郭暁婷、また振り幅の大きい役どころです。というかこのドラマ、主だった登場人物のほとんどがそういう設定ですね。

 

 そこへ水雲天君の許可なしに勝手に下界に投胎して「蕭潤」に転生している長珩仙君とその書童に課している丹音仙子が登場。どこまでも人のいい蕭潤は謝惋卿と結婚する運命だったはずが、小蘭花に一目ぼれ。謝惋卿は東方青蒼が化けた東方員外こそ私の相手と結婚を求め、ばたばた展開。

 蕭潤に引きずれれて、義兄弟の契りまで躱してしまう東方青蒼が可愛いw


 このあたりの展開はテンポよく右往左往していて、楽しく見られました。

 

 

 二組同時に婚礼をあげて、最後に組み合わせを入れ替えてしまえという彼らの思惑はあえなく失敗。師父赤地女子の元神を手に入れようとする容昊仙君や弟ごと東方青蒼を抹殺してしまえという水雲天君の命のせいです。あいかわらず天帝とか何とかは邪悪だw

 張凌赫は長珩より蕭潤の方がよかったので、もう長珩に戻ってしまって残念。

 ともかく舞台はまた仙界と月族の対立するところへと戻ってきました。

 今度は仙族と月族の「成仏できないでいる魂を救ってやろう(迷子的勝手な解釈)」と長珩が東方青蒼と小蘭花の前に姿を現す。

 ということでただ今、元神を浄化するために神曲識霊抄を月尊東方青蒼と仙界の戦神長珩の最強コンビで合奏しようと琴の練習中。けど、小蘭花をはさんで恋敵の二人、簡単に事は進まない。

 

 とまあ、これで3分の2まで来ました。

 小蘭花の正体とかなんとかドロネバさせようと思えばいくらでもそっち方向に行ってしまいそうな気もするのです。でも、そうはなってないので視聴は結構スムーズ。これ、主演が小蘭花のようで、実は東方青蒼の方に見せ場があるのも、ネバつかない理由かもしれないと思っているところ。雲夢澤でのカップル入れ替えのドタバタにしても、メインは東方青蒼じゃないでしょうか?彼は小蘭花に振り回され、それを受ける形で変容していきます。王鶴棣はこれまでに「将夜2」で見ただけで、それほど強い印象を持ってなかったけど、今回は間違いなくるくる変化する東方青蒼の演技はこのドラマを見続ける理由となっています。

 正直に言ってしまえば、さほどドラマ自体には惹かれないんですよね~ストーリ展開優先の迷子にしては、ほんとに珍しいことです。