江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

飛狐外伝 その3

19~30集

 

 程霊素の登場から、馬春花との再会、福康安との出会い、鳳天南父子やら商宝震の再登場、袁紫衣の再登場とどんどんキャラが増えていっています。

 そこにオリジナルキャラらしい呂小妹とかも混ざってくるんで、大混雑と言う感じです。

 そういや、この話、最後まで行っても全部のカタはつかないんですよね。「雪山飛狐」までやったとしても、カタづかないことには変わりないかもしれないですが・・・

 

 田帰農が福康安に取り入ろうとせっせと工作して、指輪一個もらって感激しているところなど、いけ好かないキャラというよりもう哀れを感じてしまいます。南蘭が妊娠したと大喜びだったが、彼女は流産。そこでまた苗人鳳の連れ去った若蘭を奪おうとします。


 ここから苗人鳳失明エピソードに入り、胡斐との出会いが待っています。胡斐は失明したままの苗人鳳相手に戦えないと治療を求めて程霊素に出会います。

 

 この胡斐の顔を見ることができない苗人鳳というのは「雪山飛狐」に向けての前振りではないかと思うのですが、今回のドラマでは見えないままに苗人鳳は胡斐の正体を見破り、胡一刀の残した刀と胡家の刀法を彼に与えます。

 

 

 ということは・・・あれ?

 

 話がそれますが、このドラマのエンディングクレジットの最後の方に「特別鳴謝 張紀中先生」って出てくるんですよね。そもそも張紀中は、「笑傲江湖」から始まってすべての金庸作品をドラマ化しようという考えだったとか。ところが最後のドラマになるはずだった「雪山飛狐」なのに、「飛狐外伝」の方しか版権を獲得できなかったという話じゃなかったですか?
 ひょっとして、今回のこのドラマ、張Pから版権譲ってもらった?とすると「雪山飛狐」部分はなし?とか妄想をめぐらしているミステリファン迷子なのです。


 あくまでも、妄想。本当のところどうなってるのかは知らない。そのうち、どっかで確かめないとな~とか思いつつ、そのままにしてしまいそう💦

 

 ともかく苗人鳳と胡斐の話はひと段落。

 

 今度は、福康安の家庭事情が出てきます。彼は跡継ぎがどうしても欲しい、それなのに妊娠した側室は正妻に嫉妬されて子どもを流産。もう自分は「絶子絶孫」だと武侠迷にはお馴染みの台詞で大いに嘆いています。そこに一夜の慰め物にして捨てた馬春花が双子の男の子を産んでいたと知ります。
 何としてもこの子達を手に入れ、跡継ぎにして、皇帝の覚えもめでたくしたい福康安が企みます。しかし、彼以上に陰険に企むのが彼の母、正妻、側室というあたりがなんとも「後宮ドラマ」展開。

 

 田帰農と合わせて、どちらも子どもを手に入れようとばたばたしていますが、どうも福康安の方にはみじめさは感じても哀れさがない気がする。

 

 という反派サイドに鳳天南がまた加わり、なんとか胡斐の機嫌を取ろうとして失敗。彼を討って仇をとろうとすると袁紫衣がまた邪魔をして、助かったらまたなんか企むというお約束を繰り返す。

 福康安のところで毒を飲まされ瀕死の馬春花を助け出した胡斐は、彼女を無事に都から出す手段として華拳門の掌門の座を手に入れたところで先週までの更新分。

 

 ざっくりここまでやってきましたが、毎回毎回かなり重量級の武打シーンがしっかり出てくるのがとにかくうれしい。

 福康安と田帰農の家庭事情にかなりの時間を割いているとは思いますが、それに絡んでうろんな顔ぶれが右往左往しているのは楽しい。袁紫衣、程霊素の二人が両方とも何か幼いようにも思うのですが、その分?ねばねばした感じにはなってないのは助かってます。

 

 さて、これで残りは10集、いよいよ掌門大会がやってくるわけです、武打シーンがまた続くと思うとわくわくします。

 ところで、紅花会方面はどうなってるんでしょう?もう出てこないのかな?