江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

他是誰 その1

1~2集

 

 3月に入って初めての更新です。
 ブログ始めて以来、こんなに更新間隔があいたことはめったにないです。これまでに月に数回、ひどい時には一回ということもありましたが、仕事が忙しかったり体調崩してたりと何かしら理由があったんですけど、今回のは「見るものがない!」という哀しい理由。

 今年初めに佳作が矢継ぎ早に配信されて大喜びしてたのが嘘のようです。なんかこういうことになりそうな悪い予感もしてたんですよね~

 

 まったく中華ドラマの新作を見てみなかったわけではないです。この際、いつもならスルーするようなタイプのにも手を出してはみたんです。でも、やっぱり・・・残念!

 更新がされないから続きが見られない「光・渕」はともかくとして、古装劇がやっぱり見たいと覗いた李一桐主演のドラマ(あえて名は伏す)には心底イライラ、8集の途中までは何とか頑張ったけど、一国の皇子が互いに緊張関係にある他国に潜入した挙句にやりたい放題してとうとう捕らえられ牢に放り込まれ、そこでどや顔で自分の身分を明かすとかいうような理解しがたい脚本にとうとうギブアップ。

 だいたいこの女主のキャラは彼女じゃないよな~というキャスティングにも引っかかりましたが、俳優も気の毒な気がする。隣国と国際問題引き起こしたいのか?この男主!の畢雯珺にしてもオレ様キャラなのはともかく、これじゃただの・・・

 

 実はとにかく最後まで見て好き放題こき下ろす気だったんですが、私の神経がか弱かったw
 後でチェック入れたら、某于作品ではないんですが、スタッフがその関係のメンバーだった。とことん彼とは合わないんですよね~そういう意味では私の某除け注意報も捨てたもんじゃないw
 あくまでも個人的に趣味に合わないという話なので、おもしろく見られているみなさんにはごめんなさいです。この先で大化けしてたら、ひと声お願いします・・・

 

 じゃあ、今まで何をしていたかと言うと、リピです。一つは日本で放送中の作品。「夢華録」「山河月明」「上陽賦」あたりはコンスタントに、「御賜小件作」「魔道祖師」「陳情令」なんかはタイミングがあえばと見ていました。もう一つは「去有風的地方」「狂飆」を丸っとリピ、いつ見てもどこから見ても楽しく見られる「琅琊榜」「慶余年」「雪中悍刀行」に金庸ドラマなんかを中華サイトで見ながら「早く新作のいいのでないかな~」とぼやき続けてました。

 

 というなかでやっと私の趣味嗜好に会いそうな「他是誰」が配信開始。
 もう飛びついてみたいところなのに、いろいろリアルに多忙だったのでさらに我慢の数日。とうとう私的封切りを迎えました!

 絶対楽しんでやる!と期待値はめちゃくちゃ上がっています。

 

 まだ2集見ただけですが・・・なんか言いたくてうずうずしてきたのですw

 

 さて・・・
 1988年に起こった連続殺人事件は女性がレイプされたうえにのどをかき切られて殺され捨てられるという陰惨なものだった。その事件を追う刑事たちの中に新人刑事の衛国平と陳山河がいた。雨の中パトロールをする二人は、被害者の悲鳴を聞いて駆けつけるが、衛国平が被害者に縋りつかれている間に、陳山河は犠牲になってしまう。

 ここから8年がたった1996年、捜査チームを率いるようになった衛国平は強引な操作方法で成果を上げる一方で、8年前の事件を追い続けている。

 そして、新たにバラバラ殺人事件が起こる。

 相当に陰惨な描写も多いし、決してコミカルなシーンをぶち込んでくるような設定ではないんです。衛国平が被疑者を追って市場を駆け抜けていく場面などに何か香港映画の雰囲気も感じます。例えば、衛国平とそのチーム三隊の刑事たちが横並びでまなじり決して歩いていく、でも先に待つのは大規模なゴミ集積場・・・とかなんか思わず口元が緩むような場面も少なくないんです。

 

 演員的には衛国平に張譯、彼の上司顧衛東に丁勇岱、衛国平と並ぶ四隊を率いる宋哲に斉奎、黒社会のボスらしい聶宝華に趙陽とここまでに登場したキャラだけでも癖の強い個性派が揃っていてうれしいです。
 ここにまだ愈灝明とか劉冠麟、姚安濂とかも出てくるそうです。導演は「警察栄誉」とかの鮑成志だし、もう楽しみでしかないです。

 というわけで、まだどんな話になっていくのか?事件の全容もはっきりしていないのに、やっと視聴意欲の盛り上がるドラマにありついた迷子さんの喜びの声でした。次回はもう少し冷静に・・・💦