江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

蔵海伝 その1

1~6集

 

 この「蔵海伝」、肖戦が主演ということで日本でも待ちかねていたファンも多いはず。無事に公開されて、まずは一安心ですね。

 同時期に公開されるはずと思っていた成毅の「赴山海」はまた出演者の一人にやらかし案件があったそうで、公開延期。残念です。

 

 よく似た題名の「蔵海花」は南派三叔の「盗墓筆記」シリーズの一つで、呉邪を主役とするお話。この「蔵海伝」は「盗墓筆記」世界を築いたといってもいい「王蔵海」の話だという情報も出ていましたが、そういうわけでもなさそうな感じです。そもそもこちらの舞台は架空の大雍国だし。

 南派三叔には別に「蔵海伝」という小説作品もあるけど、呉邪が主人公の全く別のお話だとか・・・ドラマの別名として出てる「藏海戏麟」はどこから来た?とかなんとも判断しがたい情報が多すぎて頭ぐるぐる。


 とにかく南派三叔という人は、小説だけでなくドラマ制作等でも八面六臂の活躍をしているので、ろくに彼の作品を読み込んでいない日本人ファンには正直のこのあたりの真相がよくわかりません。
 なんだか、ドラマの内容以前に気になることがいっぱいw

 

 わかっているのは、ドラマの導演鄭暁龍が古装劇の演出をするのは「甄嬛伝」「羋月伝」以来というのと、脚本家の趙柳逸は盗墓筆記シリーズの「沙海」や「重啓之極海聴雷」でも脚本を書いていたということですか。

 この組み合わせなら、さすがに外れはないだろうと期待して視聴開始したところです。最初なので、ちょっと詳しめにドラマの背景とかを紹介。でも、そこから先は、いつものようにざっくりです・・・

 

 

 主人公は大雍国の欽天監監正蒯鐸の子、稚奴。彼の父蒯鐸は封禅台の修復を命じられて赴任、ところがその封禅台が崩壊してしまうという事件が起こります。

 辺境での戦いに勝利した平津侯庄芦隐が華々しく凱旋してきた夜、蒯鐸が突然に家に戻ってきて家族と弟子たちを都から逃がそうとする。しかし、時すでに遅しで、兵を率いた平津侯が蒯宅に現れる。蒯鐸に「お前が手にしてはいけない物を渡せ」と迫り、次々と弟子たちを殺していく。地下に作った空洞に隠れた稚奴の目の前で妹も殺され、彼の身代わりとなって友人も殺され、母も父も自害してしまいます。
 その父がこっそり伝えた言葉が「活下去」。出た~と思いましたねw

 庄芦隐は蒯鐸の死体から双魚の腕輪みたいなものを手に入れると火を放つように命じます。炎の中地下で気を失った稚奴は謎の人物に救出されます。

 稚奴は父の旧友だというこの仮面の人物に、復讐のために必要な力をつけてほしいと頼みます。

 

 こうして、彼は星斗大師↑の元に預けられます。大師は稚奴は武芸者には向かないと彼の建築技術などの才能を生かして、復讐を遂げられるようにと教育を始めます。その第一段階が、稚奴が成長しても顔つきから蒯鐸の子とわからないように整形手術を施します。この世界には火寒毒とか雪蚧虫とかはいないようですw

 ここで稚奴は星斗大師と高明師傅の下で10年修業を続けました。

 

 10年後、仮面の人物が現れ、太后が急死し、朝廷に動揺がある今こそ稚奴が下山し、復讐に取り掛かる好機だと告げます。こうして稚奴は「蔵海」という名を与えられ、復讐のために旅立ちます。彼を都でフォローするのは高明です。

 これから、都に到着した稚奴、改め蔵海は、強大な権力を持つ平津侯庄芦隐を倒すために、その懐に飛び込もうと臥薪嘗胆でがんばってます。けど、能力は高く、決意は固くともずっと山に籠っていた世間知らずな面は否定できず、あぶなっかしい。

 まずは、庄芦隐に一番近い三人の配下楊真、瞿蛟、褚懐明を排除しなければならない。

 

 蔵海はまず風水師として平津侯の目に留まり、配下の一人楊真の下で働くことになります。ここでも頭角を現して、つまり悪者トリオの邪魔者としてもクローズアップされることになります。
 
 そして、皇陵の改修の責任者に蔵海を任命、改修が成功すると「褒美」という名目で皇帝に陪葬させてしまおうと企みます。庄芦隐は蔵海の能力は評価していますが、トリオの悪だくみをやめさせるつもりはありません。

 ということで、工事は無事成功、喜び合う工事関係者というところに蔵海に陪葬の命が届きます。とっくにそれに対抗する手立てをしてあった様子の蔵海、余裕の表情でこの命を受けたというところで6集まで。

 

 蔵海の肖戦ですが、穏やかな表情の裏で着々と復讐を果たそうとしている笑里藏刀の感じがいいと思います。
 ただ、この蔵海、個人としての能力は高いのはわかるんですが、復讐劇のプランナーは彼ではなく仮面の人物なんじゃないですかね?もちろん個々の案件は臨機応変に蔵海が対応し、クリアしています。
 しかし、彼がここまでやってきたのはすべて仮面の人物と師父たちの描いた画なんですよね。蔵海という名前も、その身の上も彼らが与えたものです。


 それにしても、あんなぴらっとしたメモみたいなものだけで、庄芦隐の元に送り込むなんて、無茶苦茶だと思いません?陰でフォローはしているとは思いますけど。

 

 蔵海の両親、父蒯鐸が鐘漢良、母趙上弦が陳妍希というのはちょっとびっくりしました。まあ稚奴8歳という時ですから問題ないかw
 けど、いまだに顧惜朝@逆水寒とトンデモ神雕侠侶の小籠包いや小龍女かがまず出てくるのはどうしようもないw


 この母、自分の息子と娘だけさっさと隠れさせ、夫たちのところに戻ると弟子の少年を背中に隠すんですよね。子どもをかばったと言えばそうなんですけど、その少年が彼らに「とうさん、かあさん!」と呼びかけても否定しない。う~~ん、なんか微妙だと思ってしまったひねくれもの視聴者。

 

 これから当面は悪者トリオとの知恵比べが激化するはずです。仮面の人物の正体とか彼らが蔵海を助ける目的、蒯鐸が持ち出してきた物はなんだったのかとか謎もたくさん。すでに子ども時代に出会っている庄芦隐の次男庄子行とか蔵海の背に✕型の鞭の後を残した夏冬国の公主とかとの本格的な話もこれから。
 
 地底の謎の洞窟に宝物、トラップだらけの皇陵脱出エピソードとか盗墓もの要素もたっぷり。「琅琊榜」を越せるかなどという宣伝文句のあおりには「なんだと~」とか突っ込みつつまだ始まったばかりのドラマ、素直に楽しみたいと思います。