江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

テレビのほうがおもしろい

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七剣下天山 その1

林志穎としばらくお別れして、七剣下天山を見ています。大姐にしては珍しく日本語字幕版。某レンタルVDV屋さんが旧版100円だったので、一気に借りてしまいました。で、blogを放り出してせっせと見てました。
まずは、と見た映画版。いいスピード感の映画だったし、女性の敵役の造形とか冒頭シーンの白と黒と赤の色彩とかは気に入った。でも、これだけだと、七人の侍とか荒野の七人とかと「七並べ」・・・なんか消化不良だなあって感じ。で、今度は電視版。映画を引っ張って長くしただけかと思っていたけど、全然違った。こっちのほうが人間関係も歴史的背景も、アクションシーンも全然いい。テレビで映画のCMを見て、なんかほこりっぽい映画だなあって感想しかもっていなかったけど、(映画版についてはある程度あたってたと思う)こんなにスケールの大きな話になるなんて思わなかった。(原作もってんだから、読めよって)
武荘にからんだ話が終わってからの話の展開、中国ってやっぱりすごい広い国なんだってことをあらためて感じる展開でした。おそらくアラビア系の人が中国語で話してるシーンなんか見てると、鹿鼎記を読んだときよりその思いが強かった。
金庸古龍武侠小説とは、ずいぶん感じが違うし、「江湖」って言葉もあんまり出てこないんで、最初はちょっと戸惑ったけど、梁羽生の作品にもはまっていきそうです。やれやれまた傷口が広がってしまった。