江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

包青天がいっぱい その2

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出てくる出てくる包青天


PPSで少年包青天Ⅱをなんとか息も絶え絶えって感じに見てますが、95年の香港製作の本家大人の包青天も配信スタート。ちょっとみたけど、全然美しくない・・・いかにもスタジオ撮影って感じの安物っぽいセットと質の悪い録音に見る気はうせてしまいました。包拯も大きな顔のいかめしいいかにもって感じのおじさんだし。当時は大変な人気だったらしい。今の少年包青天のシリーズもこれがあってでてきたんだろうけど、ものすごく古めかしい。まあいいや。
で、柳斎。林志穎の次はTAEか黄暁明かってことで、黄暁明の陸判を見ることにしました。
のっけから、父親の冤罪を訴えて出てくる白楊(飾 黄暁明)のもってるのぼりにかかれてた言葉が「包拯死後無青天 貧官審案只看銭」ありゃまあ、こんなところにも包晴天が・・・よほど中国では有名なんだなあ。
ついでに、この陸判。ひどい目にあい続けた白楊と小曼が最後に幸せになるって話なわけですが、(はしょりすぎ?)この最初の父親の冤罪をはらすってのは、どうなってしまったんでしょう。白楊自身の冤罪を晴らす話はあったけど、父親の話はどっかにいっちゃったんじゃ・・・可憐的父親

で、少年包青天Ⅱは今日で終わり。やっと包青天の沼から抜け出せそうです。他にもまだあったりしたら、怖い・・・
このⅡは、Ⅰに比べるとやっぱり見劣りがする。話も破綻してる。そもそもなんで公孫策は失明して、話半分くらいでまた突然見えるようになって、その後何事もなかったかのように話が続くわけ?それに、最終シリーズなんか、誰が見ても二人いるだろ、入れ替わってるだろって話なのに、天下第一聡明人の包拯が気づかないなんておかしい。Ⅰでは、皇帝を支える八賢王を陳道明が演じてて、ものすご~~く立派で存在感ずっしりだったのに、Ⅱでその位置にいる三廉王が地味で存在感がない。それにしても、椅子に座ってるだけでど~~んと王様な陳道明ってやっぱりすごい俳優さんですねえ。Ⅰでは学生時代の包拯、Ⅱでは地方の県令に赴任したけど、結局退官して「流浪天涯」な旅に出て行く包拯たちですが、この2年くらいの間に釈小龍がすごく大人になった。背も高くなった。だからといって、13歳くらいの少年に「大人になったら帯剣護衛の統領になれ」といって10万人の軍を動かせる令牌を渡すなんて、やっぱり皇帝失格でしょうが、と突っ込みながら見ていたところ。
それにしても、皇帝の免死の金牌を持って「流浪天涯」ってのは、印籠もって諸国漫遊なおじいさんといっしょなわけね、きっと。