江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

陸小鳳之《決戦前後》 その1

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うわあ、笑うしかない


台湾で約800円で買ってきた「陸小鳳之《決戦前後》」を見始めました。(安い!!)
林志穎が見られると楽しみにしてたんではありますが、決して内容に期待はしていなかった大姐です。それが正解ってところではあります。

シンガポールのテレビ局が製作した多分華人社会向けの武侠劇なんでしょうね。舞台というかロケ地はいつもの横店、林志穎をはじめ中国三地の明星が参加、もちろんシンガポールの明星も参加。という前提です。で、中国なんだけど、なんとなく東南アジアチックなものすごい無国籍。内容は陸小鳳なんだけど、決戦前後(つい最近まで決戦前夜だと思い込んでた)も金鵬王朝も繍花盗もみんなまじってていっぱい人が出てきて、もう何がなんだかわからないくらい。今回は、原作も読んでるし、決戦前後なんか劉徳華版も陳智霖版も見てるから、予習はできてたけど、微妙にずれてる人間関係やら人物設定に頭くらくら。
なにしろ花満楼が盲目の美剣士でない!!目も見えてれば、どっちかというと亀大爺の役回り・・・あんまりだ。

横店のロケも、なんだかすごく汚れた感じのセット使いで、いつもみなれた風景なのにしごく退廃的。とにかく泥やら藁やら水やらやたらにまき散らかして、汚している。そこへ屋内屋外を問わずにやたらに火をつけるもんだから、煙ももうもうで汚れてる。
衣装もなんだか日本の十二単か小桂着みたいな衣装なんだけど、ぶくぶくの重ね着にダラーーーとした着方のせいですごくだらしない感じ。色もなんかはっきりしない中間色だから余計にすっきりしない。
なんか目が楽しむってところが弱いのよねえ・・・

これで林志穎が出てなけりゃ、見るもんかってことになるんですが・・・
絶代雙驕と寶蓮燈の間の2000年ぐらいの作品らしいから、当時25歳前後ってところ。とにかくきれいで、見てるだけで和む。でも、どうやっても、女たらしのおじさん陸小鳳とはいかない。女好きな古惑仔の兄貴分って感じにしかならないなあ。初登場のシーンで「俺の着物を切ったなあ」ってすごむんだけど、その切れ目から背中に刺青してるのが覗く・・・笑っちゃいました。きれいな絵柄だったけどね。
つんつん頭に着ぶくれの衣装、汚いセット・・・でも、小志はきれい
やっぱり見る目的はそれだけか・・・