江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

仙剣奇侠伝 また・・・

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仙剣奇侠伝最終話って


一カ月がかりで全話やっと見終わりました。
すごく悲劇的なエンディングとか、最終話は30分過ぎたら見ない方がいいとか、いろいろ聞いていましたが、なるほど、こういうことだったんですね。
主人公たち、全部が死んでしまうのかとも思っていたのですが、そうでもなかったんですね。
それがいいのか、悪いのか・・・
以下、ネタばれてます・・・


30集かけて、いろんな「愛」を描いたこのドラマ。敵役の拝月教主さえ、「愛ってなんだ」と言うそんなドラマだから、男女の愛、親子の愛、国民への愛etcがすれ違ったり、命を懸けたり、一方的だったり、さまざまに展開しました。ほんと、いろんなバリエーションがあるもんです。
最終的に自分たちを犠牲にした恋人たちの「愛」の力で荒れ果てた大地も復活し、妻への愛、夫への愛が拝月教主やら怪物を倒すというあたりは、ゲームのセオリーにかなった展開ですよねえ。
やっとラスボスを倒して、二人で仲良く故郷へ帰ろうとする李逍遥と霊児。突然の霊児の死。
最終シーンは、残された小さな娘を抱いて、原野を歩く李逍遥。霊児が愛した赤いタンポポの綿毛が舞う中、憔悴しきった李逍遥・・・エンディングです。
またしても中国的ぶちっ。なんですけどねえ・・・
この後、李逍遥は小さな娘を抱えてどう生きていくのか。
身辺にいた人たちは、妻も友もみんな世を去っていって、残されたのは小さな娘だけ。
もう彼の目にかつての光はない。
この状況って、どこかできいたことが・・・と、林志穎版寶蓮燈じゃありませんか。
妻の三聖母を崋山の下に閉じ込められて、小さな沉香と地上に残された劉彦昌と同じパタン。
これを思いだしたとたん、この後の李逍遥親子が思いやられてしまった・・・