江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

天外飛仙クリア・・・これもなのか・・・

やっと見終わった天外飛仙です


このドラマも結局「仙剣奇侠伝」とおんなじ中華なファンタジー武侠電視劇の顔をした悲劇的な恋のドラマなんですね。
最後までみて、「天外飛仙」の終わり方のほうが「仙剣奇侠伝」の終わり方よりまだ救いがあるけど、あんまりですねえ。
一旦結婚させたんなら、100年だろうが董永の一生分だろうが、小七にすればおんなじだろうと思いません?どうして100日ならいいの?中国語の理解力不足か、どうも玉帝たちの理屈が飲み込めない。
「これから一人で70年も80年も生きていくのか・・・」といった董永の表情や、天庭からずっと地上を見ている小七・・・とここで終わっても中華なドラマではありえるんだけど・・・(董永の死を見届けて号泣する小七・・・このあたりで思わず見てるほうも不覚にも泣けてきました)イメージ 1
現代の上海、外灘の雑踏の中でめぐり合う二人の描いたのは、ほっと一息ってところなんでしょうね。
→このあたりですよね 夜の外灘です
でも、私なんかは見てて、悲運の秀才上官浩棋たちの死も、3人組の中では結局ただ一組幸せな夫婦となれたらしい傳元寶たちにしても、つまりは時間の流れの中でみんな死んでしまうってことに変わりはないってことのむなしさを感じてしまった。
てのは、「大漢風」をBSでたまたま見てて、韓信(飾 呉越)って劉邦にさんざ利用されて、殺されてしまうわけなんですが、その劉邦もみんな今じゃおんなじように死んじゃっているわけようねえ・・・とか、思ってたところにこれだもんで、少々陰々滅々としているところです。
まあ、赤ん坊抱えた李逍遥が一人残されて、呆然としてた「仙剣奇侠伝」よりは、主人公は別にして、少なくとも一組のカップルと赤ん坊2人は生き残ったわけですけどねえ。
うう、でも、重い!!重かった!
今度は、明るく元気な電視劇みたいなあ・・・