江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

碧血剣 その20

  25~26集

 

崇禎帝を殺そうとして、「明を守るため」にかえって、味方してしまった袁承志。
かといって、報仇をあきらめたわけでもなく、中途半端にもやもや。
安剣清は、やっと家族だんらんを取り戻して、死んでいく。けどなあ、安大娘の急変ぶりも納得できにくい。最初から嫁さんと娘に未練たっぷりな安剣清はともかくとして、ついさっきまで「殺してやる」と燃えたぎってたのに、「皇帝を守ってやられた」でOKなわけ?どうも、この辺の優先順位に、妙な意識がちらちら見え隠れするような・・・

 

いよいよ李自成軍が北京に入場、明国崩壊。
崇禎帝を演じる高虎は、皇帝なんかになってしまった平凡な小人物を好演。
あのヘルメット型の冠は、萬歴帝の墓から出てきたのがモデルだと思うんだけ、衣裳やヘアスタイルのあんまりパッとしないこの作品の中で宮廷ファッションだけは目を引きますねえ。

 

とはいえ、こんなぼろぼろの明を復興させようなんて、天地会はなに考えてんだろ?

 

これで、物語のクライマックス。このあとは、史実としては李自成は三日天下から転がり落ちるわけだから、話もそれなりに・・・

 

今週から、「雪山飛狐」の予告が流れ始めました。徳間書店も新聞に金庸のシリーズの結構大きなPR載せてたし、武侠もそれなりに市民権を得ていくといいけど。
しかし、「中国本国で中毒者続出」ってのは、すごいキャッチコピーだわ・・・日本でもそうなるといいね。