碧血剣って、「ここがクライマックス!」って、ポイントが定めにくいのよねえ。
私的には、いい武打シーンがあったら、そこがポイントなんだけど。
まあ、ふつうにみて、李自成軍の北京入城ってのは一つの「山」であることは確かです。ここから、話は一気に裏返って、「正邪の区別もつかなくなる」わけですから。
私的には、いい武打シーンがあったら、そこがポイントなんだけど。
まあ、ふつうにみて、李自成軍の北京入城ってのは一つの「山」であることは確かです。ここから、話は一気に裏返って、「正邪の区別もつかなくなる」わけですから。
もともと、主人公はとっても健康優良児な袁承志、嫌いじゃというわけでもないけど、破綻がない。ヒロインは、どうしても気に入らない夏青青。どっちかというと、ひと癖ある脇役の面々のほうが、アイキャッチャだった。
最終局面のあたりにくると、なんといっても高虎の崇禎帝、程皓楓の李岩に王衛国の李自成。とうてい自分の能力では支えきれない皇帝になってしまった崇禎帝の悲哀、愚かさ。その崇禎帝に対抗して自分に「救世主」の仮面をつけたもののあっさりと一晩で下劣な本性をさらけだしてしまった李自成の傲慢と愚かさ。そして、闖王軍は自分のものという意識を捨てられなかったエリートの自負と愚かさ。
それぞれが、それぞれの「愚かさ」ゆえに、運命を暗転させていった。
で、袁承志は?というと、彼は、崋山を下りて以来、「父の仇を討つ」「闖王の味方をする」ということをめざしてた。でも、それがすぎると、実はなんも目指すところはなくて、真っ白け。仮に、李自成が政権をとった後、きちんとした政府を作っていたとしても、袁承志のいどころってなかったんじゃないだろうか。
だから、彼が、仲間と共にボルネオにひっこんでしまうという結末はそんな不都合には思えない。
私から見て、不都合なのは、いっしょについていったのが青青だってこと。なんか、郭靖が華箏とくっついちゃった感じしません?今回、ずっと恋愛関係に目をつけてたんだけど、ことここに至ってもやっぱり袁承志が愛してたのは阿九だと思うのよねえ。彼を好きな女性は、他にもいるわけだけど・・・例えば、阿九を連れて、ボルネオへというほうが落ち着きはいいような。そうなると、鹿鼎記はできないけど。こっち方面でも、袁承志って何にも考えてないところがあるのよね。郭靖以上に、アレなのかもしれん。
やっと、自分の頭で考え、足で歩きだした袁承志というところから行くと、これからが「本番」今までは、プロローグなのかも。
最終局面のあたりにくると、なんといっても高虎の崇禎帝、程皓楓の李岩に王衛国の李自成。とうてい自分の能力では支えきれない皇帝になってしまった崇禎帝の悲哀、愚かさ。その崇禎帝に対抗して自分に「救世主」の仮面をつけたもののあっさりと一晩で下劣な本性をさらけだしてしまった李自成の傲慢と愚かさ。そして、闖王軍は自分のものという意識を捨てられなかったエリートの自負と愚かさ。
それぞれが、それぞれの「愚かさ」ゆえに、運命を暗転させていった。
で、袁承志は?というと、彼は、崋山を下りて以来、「父の仇を討つ」「闖王の味方をする」ということをめざしてた。でも、それがすぎると、実はなんも目指すところはなくて、真っ白け。仮に、李自成が政権をとった後、きちんとした政府を作っていたとしても、袁承志のいどころってなかったんじゃないだろうか。
だから、彼が、仲間と共にボルネオにひっこんでしまうという結末はそんな不都合には思えない。
私から見て、不都合なのは、いっしょについていったのが青青だってこと。なんか、郭靖が華箏とくっついちゃった感じしません?今回、ずっと恋愛関係に目をつけてたんだけど、ことここに至ってもやっぱり袁承志が愛してたのは阿九だと思うのよねえ。彼を好きな女性は、他にもいるわけだけど・・・例えば、阿九を連れて、ボルネオへというほうが落ち着きはいいような。そうなると、鹿鼎記はできないけど。こっち方面でも、袁承志って何にも考えてないところがあるのよね。郭靖以上に、アレなのかもしれん。
やっと、自分の頭で考え、足で歩きだした袁承志というところから行くと、これからが「本番」今までは、プロローグなのかも。
とにかく、来週いや今週からは、その明滅亡後、李自成のなんちゃらかんちゃらを引きずっている「雪山飛狐」です。これは、主人公の生まれる前から話が始まるんで、聂远が出てくるまで、ちょっとお待たせです。でも、少年胡斐がいい。武打シーンも大人顔負けだし、お楽しみ。で、今度も老け役、平阿四の高虎と少年胡斐ww