江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

雪山飛孤 その6

第3,4集


そもそもの因縁編、終了ってとこでしょうか。
これから、数回は少年胡斐の活躍です。

それはさておき、延々と続いた胡一刀と苗人鳳の決闘というかじゃれあいも、「ええかげんにせんかい」という皇帝と田帰農の手だしで、幕を閉じました。
まあ、毒にあたったら、真黒になって落ちて行くってのは、定番の一つですか。
しかし、「あんたら、しっかり肝心の話をせんかい」というのが第1集以来、見てるこちらのいらいら。
黄秋生の胡一刀って、風貌はカリスマたっぷりの大侠なんだけど、頭のまわり方はいま一つアレ(最近こればっか、便利だわ)。まるで、「やっぱりかしこいなあ、阿蓉は」の郭靖・黄蓉か、「段譽殿は私の言うことを聞いたら3年後には天下一です」の段譽・王語嫣かって感じですねえ。なんかちょっと、イメージ違う。せっかくの黄秋生なのに、もったいない感じ。
苗人鳳のほうは、やっぱり見た目、胡一刀だよなあ。相手が黄秋生じゃなければ、そんなにも思わなかったはずだけど。

その点、私のイメージにぴったりきてるのが、譚耀文の田帰農。腹に一物、自分が小人物ってことを知っている上昇志向な小悪党って感じがよく出てると思いません。
そういや、第4集で、話をこじれさす大要因の南蘭登場。この人、私的には武侠ものの中で「最討厭的女人」の一人。ついでに、あとは、いやな女勢ぞろいな倚天屠龍記の周芷若とか還珠格格の知画とかになるわけですが、タイプはみんないっしょですわwww

だいたい「ひざまずいて、私に求婚して」っていった女侠はたくさんいても、実際にそれをやられると「いやあね、冗談よ」と笑って流すのが江湖なスタイル。「ほんとにやらせるなんて、あんた何さまよ」的むかつき。まあ、だいたいなんでこんな立派な男or女に、こんなアレな女or男がってのは、古今東西数限りなくありますが。

第4集では、お楽しみ子役胡斐も登場。可愛いって感じじゃないけど、武芸はなかなかなもんじゃないですか?もうしばらく聂远は出てこないんで、その分この子の武打シーンが眼福です。