日本向けにつくったらしい前説から、もう「にたあ」連発。「人徳ある劉備」で「にたあ」。その西毒劉備と成吉思汗関羽と不戒和尚張飛が並んで出たのに「にたあ」あとは、もう数限りなく・・・暗闇の映画館でよかった、ずっと顔崩れっぱなしだったんだもの。
とにかく、私的にはもう全編の主人公は趙雲。この際、周瑜も諸葛亮も後回し。見せ場、見せ場の連発で、楯を背に出てきたときには、楯でスケボーしはしないかと思わず身を乗り出し…はしなかったものの、またしても「にたあ」
まあ、とにかく中国式人海戦術と物量作戦には圧倒された。CGも使ってるはずなんだけど、あの船とか、どこまでが実物だったんだろ。ハリウッド式のCGの「増すプリ」はもう相当見飽きちゃって、今更びっくりもしないけどねえ。
結局、この映画って、「赤壁の戦い」そのものを見せたかったんでしょうね。前篇では、陸上戦、後編では水上戦ってとこでしょうか。とにかく、スケールの大きさ、戦いの描写の丁寧さには満足。
いつもの通り、脈絡のない感想文なわけですが、以下もっと脈絡なし。
・なんか久しぶりな梁朝偉の武打シーン。ちゃんとつられてたよね!
・意外に字がうまかった不戒和尚。この人、何やっても不戒和尚に見えちゃうのは、私が変なのか。
・さすがに、世界公開の映画じゃ虎は殺さないか・・・電視劇じゃけっこう鹿やら兎やらほんとに殺してるようだけどねえ。
・尚香が劉備を点穴したのを「気絶」と言ってるけど、せりふじゃちゃんと「穴道をついた」って言ってた。
・1分、いや10秒出てたかどうかの佟大為。あんまりだ。後編じゃもうちょっと出てくんでしょうね。ボーっとした感じが割と好みなんだけど。
・ちょこっとだけ出てきたおじいさん馬精武(水牛を盗まれた老人)好み!「夜宴」で黄暁明の父親やってたでしょ。
・三日目なのに売り切れてたパンフレット。ちゃんと仕入れとけよ、109!また、車で20分かけて買いに行かなきゃならんじゃないか!