江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

東周列国 春秋編 その1

歴史の勉強は続く


イメージ 1戦国編に続いて、春秋編です。
舞台になってる時代は当然こっちが先だし、制作年度もこっちが先なのに、宅配レンタルのリストはどうしたわけか逆になってたのと、戦国編にパパの名前があったせいで、順序が逆転してしまいました。
戦国編もけっこうおもしろかったのよねえ。
歴史のお勉強にもなったし、小道具・大道具もおもしろかったし、ついでに詩経の勉強までできたし・・・

けど、この春秋編はけた違いに面白い。
なぜか画面はきれいだし、相変わらずの人海戦術で、地の果てまで続くような兵士の列もCGじゃないし・・・
話はずれるけど、結構面白く見てた韓ドラの「朱蒙」がなんか腰砕けに終わっちゃった気がしてならないのは、最終回のクライマックス、高句麗・扶余連合軍vs漢の決戦でちょこっとしか人間がいなかったせい・・・せっかく朱蒙が軽功を発揮しても、あの人数じゃ拍子抜けしちゃったわけですが・・・そういう意味ではエキストラいっぱい、戦闘シーン大迫力。

そのうえ、つくりは戦国編とおんなじなのに、適度な前説。人物の描写もずっと深いし、ストーリが起伏に富んでて画面から目が離せない感じ。

まだ、DVD2枚見ただけだけど、大満足。

その一番初めは、周の幽王と笑わぬ褒姒のエピソードなんですが、いきなり幽王のヌードから始まった(よく見りゃ褌風の腰巻してた・・・)のに、ぎょっ。後、王の葬儀の儀礼とか当時の生活ぶりなんかが興味深かったのは戦国編もいっしょだけど、春秋編ではシャーマンとか占いとかそっち方面の描写がしっかりしてる風で、これも興味津津。

赤い衣装のシャーマン(だと思う)が鳥のまねをしてるのか、墓の上で羽をばたばたさせてたり、穴に立たせた人間を思い切り土をかけて生き埋めにしたり・・・その墓の中から、陪葬された馬が生き返って、走り出す、そして周の滅亡を告げる不吉な歌を歌う赤い服の幼女・・・なにやら怪しげな雰囲気が綿密な人間描写に厚みを増してる感じです。

1集1集が長い物語になるようなエピソードなわけですが、それぞれの話のカラーも相当違うんで、濃い話が続いても、苦にならない。さっき見終わった2枚目は4~6集ですが、4集は斉の桓公が天下に号令するまでのサクセスストーリ、5集は彼の末路という悲劇、6集は宋襄公の喜悲劇という組み合わせで2時間半があっという間でした。

3枚目が楽しみなんですが・・・
これと、入れ替わりのように届くのが、清朝末期を舞台にした李小璐の「十三格格」(十三番目のプリンセス)
なんか中国古装劇の端っこがかわりばんこにやってくる感じな今日この頃です。