江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

東周列国春秋編 その3

DVD7~8枚目


エピソードにすると19~24集です。
イメージ 1楚の庄王の「一鳴驚人」って話から、彼が晋の文公(重耳)に次ぐ中原の覇者となるまで。で、この話のラスト21集に胡軍が宋の将軍華元の役で登場。すごいひげだけど、趙雲のような猛将とか喬峯のような兄貴肌でもなかった。大国斉と楚に挟まれた小国宋の将軍で、楚軍に囲まれ、兵糧攻めにあっている。餓死寸前の邑を救うため、楚の軍営地をひそかに訪れ、楚の将軍や国君と胸襟を開いて語り合い、停戦にこぎつけるという役です。この将軍とまたひしと手を握り合い義兄弟の契りを結んでて、苦笑。俳優にも、向き不向きがあるとは思うけど、なんかよく義兄弟の契りを結ぶ人だ。

イメージ 222~23集は晏嬰の話。情けない国君を支える晏嬰の苦心とまあ、限界ですか。
ここには、こんな人も出てました。とっても若い趙毅です。ほかの二人とともに、晏嬰の策に乗せられて、自刃してしまうんです。刀で頸動脈をかききった途端、ピュッと噴き出す血、間欠泉のように何度か強弱をつけて噴き出しても、まだ遺体の首から血の泡がぶくぶくと・・・黒澤映画まっさおのリアルさでした。見たことは、もちろんないですが…CSIで勉強したw

24集は、駆け足で孔子一代記。駆け足過ぎて、ちょっと感慨は薄かったなあ。けど、孔子が昔の恨みを20年越しで晴らしたりとか、特別「偉い人」にされてないのに好感。このドラマ全体に、そういう英雄も国王とか将軍とかも全部普通の人間として描くという筋が通っているのが好みです。武侠じゃなくて、歴史劇だもんなあ、過剰な英雄視はいらない。