江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

薛仁貴伝奇 その1

第1~17集


 ふたばさんのお薦めです。
 PPSでは「隋唐英雄伝」の第2部ということで配信してました。でも、これって「隋唐英雄伝」の登場人物、李世民とか秦叔宝はすでに老年に達し、唐を盛り立てていく若い世代の登場を扱った話なんですね。
 ある日、李世民は夢の中で罠に落ちて「あわや!」というとき、自分を助けてくれた若い英雄の夢を見る。その「应夢賢臣」を探す李世民。それを自分の身内ということにして、朝廷の実権を握ろうとする成王一味、唐に忠誠を誓っている国王に無理強いして反乱を起こそうとする渤遼の大元帥・・・が敵役というところです。この悪役成親王夫妻を張鉄林と李小冉がやってて、大元帥は計春華がやってます。
 残念ながら、主人公の薛仁貴をやってる保剣峰って俳優さんはあんまり知らないけど、李世民は、一灯大師&李自成の王衛国。それに、成王の義理の息子李剣山を釈小龍、羅通を呉越という顔ぶれはにぎやかです。
 で、羅通というと聂遠がやってた槍の羅成の遺児なんですよね、「すっかり大きくなって、父親そっくりになってきたなあ」なんて、呉越演じる羅通がいわれてるのに、聂遠の顔を思い出して吹き出してしまった。けど、槍の家柄なのに、どうして呉越羅通は槍を使わないんだ?それにまた、母親に嫁取りを迫られたり、4人の嫁候補に迫られたりといじられてる呉越氏ですw
 すっかりいじられキャラ定着だ(爆)

 で、この薛仁貴は軍に入るんだけど、彼が皇帝の探す「応夢賢臣」であることを知りながら、本人はもちろん皇帝や老臣たちにも隠しながら、彼の才能や武功を利用する成王の手下の将軍。いったいいつ、薛仁貴と皇帝は出会うのか、まるでかくれんぼのようなすれ違いがずっと続いています。
 かくれんぼが始まった時には、すぐに皇帝と出会って、唐軍を率いて大活躍・・・と思ってたら、全32集の半分を過ぎても、まだすれ違ってる。
 かくれんぼが終わったら、記事にしようと思ってたけど、もう待ちくたびれた。

 全体のタッチは前作よりも軽めで、唐建国の功臣たちもみんな年老いて、コミカルなキャラにかわってるんで、なんだか前のパロディみたいにも見えます。
 この時代は、互いに名乗りあって一騎討ちという戦い方だったらしく、その分馬上の戦いとかは十分楽しめます。唐の新しい大元帥を決める比武の場面では、呉越vs釈小龍の戦いがけっこう長く演じられ、迫力たっぷり。やっぱり、本物は違うわあ。「少年包青天Ⅲ」じゃ、わりと短くて残念だったのよねえ。満足。

 一応、演員紹介です
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保剣峰 飾 薛仁貴          
張鉄林 飾 李道宗
金巧巧 飾 昭陽公主
李小冉 飾 張美人
呉越  飾 羅通
釈小龍 飾 李剣山
王衛国 飾 李世民
岳跃利 飾 張士貴
計春華 飾 鉄世文