江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

薛仁貴伝奇 その3

第26~32集


 このあたりのパートになると、すでに計春華@鉄世文や釈小龍@李剣山は退場し、あんまり打打殺殺とした武闘シーンもエキストラいっぱいの戦闘シーンもなくなっちゃって、ちょっと淋しくなりました。相手がなくなったこの人も、いじられキャラのほうで活躍。
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 故郷に並肩王として錦を飾った薛仁貴、妻と娘とは再会したものの、後に父親に負けない大英雄となる息子薛丁山とはすれ違ってしまう。この後、この息子は気の毒にも「探してるけど見つからない」の一言で、32集まで忘れ去られ、その分双子の妹が活躍する。父親と息子、二人の英雄が並列したんじゃ、ストーリ展開が厄介になるせいと見たが、是不是?

イメージ 2 太宗李世民の死後、平和に故郷で暮らしていた薛仁貴だったが、彼を恨む成親王夫婦は、彼を長安に呼び出し罠にかける。超強力な睡眠薬を飲まされ、寝たきりになっているうちに郡主殺しの汚名を着せられ、新皇帝(つまり、武即天に唐を乗っ取られる高宗です)に斬首されそうになった薛仁貴を老人たちや彼の友人や家族たちがあれやこれや手を尽くして助けるというのがこのパートのほとんど。しかし、助ける手立てといっても、なんやかやと屁理屈をこねたり、皇帝を一杯食わせたり、あんたら一休さん集団か?

 まあ、そんなこんなで薛仁貴はもう一度唐の将軍として復活するわけです。それまで3集分ばかり、寝たきり・・・出てこないよりはましか?
 さすがに、天真爛漫人を疑うことを知らなかった薛仁貴もあまたの裏切りにあって、少々人が悪くなり、死んだことになってみたり、皇帝に「わたしに遠征に出てほしかったら、条件がある」と言ってみたりしてます。

 最後には、渤遼国の公主も妻に迎え、途中で神隠しにあった息子も「消息」として登場、父子の大活躍が伝えられて大円団、めでたしめでたし。

 息子の薛丁山を主人公に「隋唐英雄伝」パート3もできそうな気がしますが、そうすると武即天も絡んでくるから、こうめでたくは終われない?

 ということで、ふたばさん、お先に失礼しました。けっこうおもしろかったよ!