江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

鹿鼎記 その32

第37~38集 到底発生什么是?


 とうとう韋小寶がとんでもないことをしでかしてしまいました。
 このあたりの小寶の理屈はまあ妓楼で生まれ、そのあとも好き勝手に皇帝のお気に入りとして気ままに育ってきた小寶としては彼なりに通ってるんでしょうが・・・それよりわけがわからんのが、突然の彼の大淫賊ぶり。
 阿珂へのストーカーぶりはともかくとして、今まであれだけ一緒にいた双児にも手を出してないって設定でしょう?急に大淫賊になったのはどうも納得できん・・・というのはもうほっておいて。

 この話で、原作も含めて、なんともすっきりしないのは、この後何もなかったように物語が進むこと。
 狂乱の一夜が明けて、怒り心頭なのは洪夫人蘇筌と「小寶なんか大嫌い」阿珂。それに「いい人だと思ってたのに」曾柔。戸惑っているのが双児と沐剣屏で、そのどっちも感じられないのが方怡。
「あんたなんかお偉いさんだと思って、何してもいいと思ってんの!見損なったわ!」と涙ながらにくってかかる曾柔に「何か悪いことしたっけ?」とかえって戸惑う小寶。
でも、結局阿珂やら鄭克爽やらを離してやって、ちょっと反省。
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 すると、あれだけ怒ってた曾柔が「やっぱりあんた、いい人だった。ごめんね。」(くどいようですが、科白はわたしの記憶と思い込みによる脳内変換済み)
 そんなものなんですか?曾柔さん。
 だから、次の大事が発覚するまで、この件はなかったように話が進むのよねえ。
 双児なんか「だんなさま、お疲れでしょう、お茶どうぞ」って下着姿で・・・なんとか喫茶ですか?
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 なんだかなあ。

 気を取り直してと。それで、双児が荘家の仇呉之栄が楊州の知府をしているのを見つけ、仇を討たせてくださいと泣いて小寶に訴える萌えシーンが続きます。
 で、この3枚はびよさんにプレゼント。
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 せっかく楽をさせてやろうとしても、小寶の言葉なんか信じない母ちゃん。お前についていっても結局売られてしまうだけというのはすごい科白ですが、こういうのはカットされてないんですねえ。もともとカット、検閲でカットの上に日本版科白でカットてのもあるんですが・・・これはす~~と通ったのね。ふ~~ん。

 このあたりまで来ると、朝廷軍と天地会の距離が近くなって、当たり前のように平服で朝廷軍にまざって天地会の連中が行動してます。そういや小寶、王屋派を殲滅するために5000人からの兵士を率いていたんだとここまで来て思い出した。こういう馬や人間のその他大勢の厚さは日本のテレビドラマのかなうところでは到底ありませんなあ。

 それはさておき・・・
 呉之栄をつれて荘家に向かった小寶と双児、天地会の一行がであったのが帰一家!そうあの帰辛樹夫婦と碧血剣桃まんじゅうに隠した妙薬を飲ませてもらってたあの赤ん坊です。
 わたし、この帰鐘をやってる李泽锋ってエディソン似の俳優さん、けっこう注目です。陳冠希ににてるって思ったのは私だけじゃないみたいだけど、やる役見てると徐錦江に近いものを感じるなあ。
 この帰鐘もそうだし、この次の大唐游侠伝じゃ安禄山(图 门@呉三桂&左冷禅)の息子をやってたけど・・・実にはじけっぷりが見事!!
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 それにしても、風際中のアップが目立ってきたのは、何か意図があってのことでしょうか(爆)

 川原での帰鐘との追いかけっこでは、珍しく小寶が武功を発揮しています。これって撮影開始の日ぐらいにとって、すぐ黄暁明が転んで怪我したんだ場面だよね。だからCGで顔もわからないほどに画面をかき混ぜちゃったのかと勘繰ってるところです。

 さあ、韋小寶の調子こき人生も来週あたりには大波乱の予感が・・・乞うご期待!!