江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大秦帝国 その6

第3集

 今度は、少し中文版の方を先行してみてたので、レビューが中文版のほうに移ってしまってます。

 衛鞅が秦に着た途端、求賢令に応じてやってきた連中への登用方法の説明になる。秦の国状を見て、それから国策を述べよ、それを聞いて任官させるという孝公の話を陰で聞き、秦国の庶民を装って旅に出る衛鞅。貧しい山奥の村にも訪れ・・・ととと、夜伽話は抜きね。戦争に出て、傷つきながらもなんの褒賞も受けられない貧しい庶民たちの様子を見て、都にもどり、孝公に拝謁する。
 衛鞅がこれを含めて3回献策するってのは、史実(史書?)通り。まあ、ここらはあんまりカットできませんね。
 ここで孝公にかみついていた田常ってのは、実は秦を混乱させるために送り込まれています。彼が孝公の度量に触れて自刃する場面とか集まった者を選抜して政府の高官に任じている場面はカットですなあ。
 
 舟の中で、衛鞅の献策を聞いた孝公は彼の登用を決意・・・この辺のBGMって、天龍八部の?

 改革成功のためには、新しい人材、法の平等と徹底、改革者への信頼が必要だという衛鞅に、自分の心は決まっているという孝公。ふたりでひしと手を握り合う・・・この二人、よく手を握り合うのよね~~なんかなあ(爆)

 朝議で改革を提案する衛鞅。ここまでの一冬分の話はまるごと2話近くカット。 一冬の間に衛鞅も孝公もひげを蓄えたわけです。
 衛鞅は次々と大人たちのふっかけてくる議論を論破し、孝公は国恥の石碑を示して、改革断行を宣言する。

 柱運びで秦の政治が変わったことを庶民に示す。あんまりカットがないんですが、かえってこの先が気になるなあ。基本的に秦以外の国の話、反改革派の話、白雪と公主以外の女たちの話は、ぶっとばしているようですが・・・ 

 孟白西の三氏と戎狄の間に水利権を巡り大規模な争いが起こり、その対応に厳罰をもって臨む衛鞅。

 死刑者リストの中に、「国恥」の石碑を彫った白駝の名前を見つけて、彼に赦免を求める孝公。この場面、先週カットしちゃったんで、回想シーンのカットバックを入れてごまかしてますw

 二人は初めて、真正面から対立し、激論を交わす。公平で私情を交えない法の運用が不可避だという衛鞅に、急激な改革は民心を離れさせてしまうのではないかと孝公は心配する。
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 またしても三日三晩討論して、衛鞅の方針を支持し、処刑の執行が決まる。
 712人を死刑に処し、その重さに衛鞅はたじろぐ・・・
 改めて、改革を断行することを誓い、孝公は衛鞅に兄弟と呼びかけ、ひしと抱き合う二人・・・なんか、こんなシーン多いよなあ。

 さて、カット分を含めた中文版はたぶん明日か明後日あたり・・・
 並行してみてると、中文版の理解は高まってぐっと楽しめるんだけど、その分日本語版への?も増えてくる。変法を改革と訳したのはまあそうかなあ、なんだけどなあ。改革の痛みに耐えるとかなんとか某国の変人宰相の失政を連想させて、ドラマ世界に浸れないよ・・・(泣)