江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大秦帝国 その9

中文版 第27~31集

 いやあ、とばしまくってくれてます。
 ここのレビュー分は、放送には全く引っ掛かっていません。

 太后から、自身の大婚と衛鞅に思いを寄せる公主の結婚を迫られた孝公は、衛鞅への使者としてよりによって白家の秦国店舗支配人の侯贏を頼む。知らないとは言え、ほんと人材がないわけです。
 
 その話を侯贏から聞いた白雪、衛鞅それぞれが激しく動揺する。今まで公にしてこなかった白雪との関係を公にすることで、結婚話を立ち消えにしようとする衛鞅だが、公主は二人妻がいても当たり前と言いきる。
 
 衛鞅を恨む贏虔は、仇との結婚を許さないと公主に迫る。

 白雪との愛を結婚という形で成就させたい衛鞅は、彼女と二人秦を去ることを決意する。しかし、「あなたは天性の政治家、権力が必要。」「理想の国造りを捨てたあなたを見たくない」と白雪にとどめられる。しかも、彼女は侯贏に命じて孝公に結婚承諾の返答をさせていた。天を仰いで、慟哭する衛鞅。
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 白雪が去ったことで、意気消沈した衛鞅のもとに、孝公から「大良造」への昇進と軍の統括の命が下る。テレビの後半で言ってた「だいりょうぞう」ってのは、これですか。頼むから一度、字幕で漢字を見せておくれ。そういや左庶長ってのも、テレビでは出てないか・・・

 衛鞅から承諾の返事を得て、孝公は彼を仇と恨む兄をに太后に説得させるが、うらみは解けない。
 
 しぶしぶな感じで婚儀が行われ、結婚生活がスタート。それなりに衛鞅も贏一族にとけこんでいく。
 
 遷都が本決まりとなり、新しい都咸陽の建設が始まる。同時に、新しい秦軍創設のため徴兵や訓練も始まり、変法による国造りは加速する。
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 公主は、孝公が追放した太子贏駟を探しに出かける。家法によって、廃嫡追放したが、国法では依然として太子であるという判断ですが・・・きっと、後で後悔するでしょう。

 孝公に追放された贏駟は、秦の辺境を彷徨い、南部の山村にたどり着いた。変法によって秦国民となれたことを喜び、進んで兵役に就こうとする村人たちと数年を過ごす。好きな娘もでき、村人たちは村に残ることを進めるが、追われる身を思って、旅立つ。追ってきた娘は、目の前で谷に身を投げる。墓をつくって慟哭する贏駟。この数年後エピソードから、成年贏駟で劉乃艺登場w
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 中原の覇者のはずなのに、最近落ち目の魏では、地位を回復するため、兵を起こそうとする。龐涓たち将軍はまず秦を責めるよう主張するが、秦を軽視する公子昂や太子、魏王はこれを受け入れない。

 秦では、あと3,4年で変法による国造りが完成するというところまできた。

 孫臏の策を用いた斉は魏を破る。韓では、申不害と韓公が秦は都づくりに精いっぱいで軍は整備されていないと高をくくっている。

 その間、秦は車英を中心に着々と新しい軍を育てているわけです。
 でも、あと十数年は魏の国力をしのぐには時間がかかると「不急不急」とまた見つめ合っている孝公と衛鞅。