江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大唐游侠伝 その23

27~28集

 追い詰められて江湖から身をひいて、鉄匠として生きていこうと決意した摩勒のところへ燕羽たちが現れる。
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帰る気のない摩勒。ところが彼の留守中に鉄匠一家が安禄山軍に惨殺され、しかも夏凌霜が霊武に届ける令牌を皇甫崇=羊牧労に渡してしまったことを知って、突然、熱血愛国の志に変身。率先して飛び出していく・・・
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 このあたりの摩勒の気持ちの移り変わりの描写はなんともあらっぽい。
 そのくせ、彼はずっと鉄匠一家の死を引きずるし、父親のことも言い出せない。まあ、当然ですが。
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 韓大侠が死ぬ場面、「皇甫崇は~~」の後「摩勒の~~」って字幕。そんなこと言ってないじゃん~~「他~~」って言ってるだけじゃん。
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 どうも、字幕でネタばれってパタン、このドラマめだつねえ、惜しいねえ。
 やっぱ、科白より先走って字幕入れたりしちゃいかんです。
 多少言ってることが短くなってしまうのは仕方ないと思うけど・・・

 すっかり人格が変わって他人のために動くようになった空空児
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、史大侠の遺児らしく迷いなく動き出した燕羽
 結局、摩勒は羊牧労が自分の父であると言いだせないまま、急に「将軍」に目覚めて、睢陽の救援に出かける摩勒と空空児たち。前にも書いたけど、皇帝に援軍を求めに行く場面・・・援軍を出させるために指を食いちぎってみせるなんて行動は金庸の主人公にはない感じです。喬峯や楊過なら自分ひとりで敵の大軍を蹴散らしてしまうと思いませんか?
 それにしても貧相な皇帝だわなあ~~
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 ところで、睢陽の守将の歯がまっ黒だったのは、飢餓に苦しんでいるせい?善意に解釈し過ぎかね?
 さてこれで、後2週、4集分を残すところとなりました。