江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

黄暁明版神鵰侠侶 その5

9~10集

 崋山の頂上で楊過を媒介に技の限りを尽くし、大笑いの声を残して欧陽鋒と洪七公が世を去った。
 そのことで楊過は、人生を達観し、一人孤独に生き、孤独のうちに死んでいく覚悟を定める。楊過という人格の大もとが確立がされたわけです。
 彼の世界は以後基本的に自分と自分を受け入れてくれる人に絞られています。人とは付き合うけど、決して深く関わることはない。例外が小龍女であり、後半では郭襄もなのですが・・・小龍女は彼女がどう思っているにせよ、楊過は自分の半身のように考えるようになるわけで、もともと他人じゃない。郭襄だって、その生い立ちから考えてもねえ~
 
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ま、それは先の話として・・・
 とはいっても、まだ少年の楊過・・・飼い主に虐待されていた黒馬に自分を重ねたのか、以後行動を共にする。人恋しさもいっぱいです。そして、会いたくないと避けていた郭家の一同が集まっている英雄大宴に姿を現す。
 会いたくはない、でも自分のことを覚えていてくれるかどうかはやっぱり気にかかる・・・
 
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 そんな楊過を目にとめた郭靖は心から彼の到着を喜んでくれる。ふとほぐれる楊過の表情。
 
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 そこに居合わせたのが不倶戴天の仇となった全真教の一行。
 彼らをコテンパンにした楊過の様子から、郭靖のようには楊過を受け入れることのできない黄蓉。
 
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 桃花島での屈辱的な生活を思いだし反発しながらも、郭芙や武兄弟と馬の競争をしたり、いっしょにのぞき見をしたりして、それなりに楽しげに見える楊過。
 郭靖の気持ちをくんで、楊過を受け入れようとする黄蓉に楊過の心もほぐれていく。
 
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 と、ここまで楊過の心の移り変わりをけっこう丁寧に描写してきたわけですが、先週放送分の小龍女イメージビデオよりはずっと意味のある丁寧さでしたねえ。
 
 ラスト!
 ついに金輪国師登場ですねえ。
 あれだけ、巨大ラッパやなんやらで前触れしといて、すたすた歩いてきたのがお茶目でしたねえ~偉いさんらしく輿にでも乗ってくればいいのに。
 
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 ついで!
 今回の変な衣装の陸冠英は、大唐游侠伝の精精児の王九勝ですが・・・気がついた?
 
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