旧版西遊記　微妙～～～

　江湖の前輩たちから「おもしろいよ」と教えてもらっていた旧版西遊記。
　某レンタルＤＶＤが一枚８０円セールをやってたので、ドカ借り。間にあうように、返さなくちゃと一生懸命見ました。
　
　感想は～～うう～～微妙ｗ

　当時、ややこしいことを考えずに、奇想天外で破天荒な「西遊記」を見てたら、きっと楽しかったんだろうなあ。

　でも、３０年近くもたって見てしまったら・・・評判にのっかれなかった。

　とにかく、基本的知識を百度とかで仕入れた。この２５集の電視劇は、もともと１９８２年から８８年までの間に断続的に作られてたのを、後になって一本にまとめた。
　で、つないだ時に、しちめんどくさい仏教用語やらややこしいところをばっさりぶった切って、２５集に詰めたらしい。

　というのを、聞いて「なるほど～」
　だから、唐僧の俳優が３人もいて、それが入れ替わり立ち替わり・・・そのせいか、みんな厚化粧ｗとか、話が中途半端に終わってたり、次のエピソードとくっついてたりしたんだ～～とまあ、納得。出てきただけで、なんだか知らんうちにいなくなってた白骨精とかｗ

　それはともかく、やっぱり古さはどうしようもない。
　８０年代の電視劇にしては、特撮のレベルが～というのは、当時のかの国の事情を考慮すると、このさい目をつぶるべきか。

　私は、わりとリメイクより未熟でも元ネタのほうが好みのことが多いんだけど（刺馬と投名状なら、刺馬とか）、これは、どう考えてもこの前見た浙版の方ができがいいと思う。

　孫悟空の六小齢童の演技が猿気に満ちていて、あれを越えるものはない名作ってのが、中華サイトによくあるけど、ほんとうにそうかなあ。メイクをそっくり受け継いでる浙版の費振翔の演技もなかなかだったよ。当然、開拓者としての栄誉は旧版のものです。

　まあ、いっぱいできたウルトラマンシリーズでも、最初のウルトラマンが一番だとかいうのといっしょかもしれんです。古い作品をその時にオンタイムで見てた人と、おんなじ温度で見るのはむずかしい。ちなみにわたしゃウルトラセブン迷ですｗ

　しかし、この猪八戒のおめんなあ～～神鵰侠侶で程英や楊過がつけてたお面とおんなじ作りなんだものなあ。耳に引っかけて、目の周り糊貼り・・・さぞかし、かゆかったでしょう。

　そうそう、強烈な印象を残す観音っていうのは、よくわかった。関西世話焼きおばさんというか、東京下町私になんでもいいなおばさんというか～そこらへんにいそうだねえｗ

　とにかく演員表

　　孫悟空　　　六小齢童
　　唐僧　　　　汪粤、徐少華、遅重瑞　　
　　猪八戒　　　馬徳華
　　沙僧　　　　闫怀礼

江湖迷人