江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

神探狄仁杰第1部(武朝迷案) その1

使団驚魂

 2004年のドラマ。ずっと前から持ってて氷づけになってたのを今ごろになって鑑賞開始。
 見てみれば、なかなか面白いよ、これ。
 
 全30集のうち、最初の13集が「使団驚魂」です。

 演員表を見ても、あんまり知った顔はありません。
 主人公の狄仁杰は、映画の劉徳華とはちがって、福々しいおじさんの梁冠華。
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 包青天の展昭にあたる役回りの李元芳を張子健。
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 このパートに出てるうちでは虎敬睴をやってる祝延平@陳近南@鹿鼎記
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金木蘭の彭丹@秦紅棉@天龍八部の二人と、
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武則天の呂中@太后@大秦帝国の3人がようやく顔なじみ。
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 この呂中の武則天、貫録たっぷりでいかにも怖い皇帝なのに、ちょいと可愛げもあってなかなかよかったです。おじさんもいいが、おばさんもいいよなあ~
 
 話は飛びますが、この呂中って人、「十月囲城」で孫文のおかあさんもやってたはずです。その「十月囲城」、日本公開はやっとこさで決まったそうですが、邦題が「孫文の義士団」ってなあ・・・日本でヒットさせるつもりないのか、それとも「赤穂義士」にでも引っかけるつもりか、それともただ単にセンスの問題なのか・・・こんなんなら原題のままにするか、英語タイトルにすりゃよかったのに~正直メゲてます。いい映画なのになあ、あ~あ
 
 気を取り直してっと
 これから次々と続編が作られて現在第4集まであるこのドラマの最初のエピソードにあたるこの話では、左遷されていた狄仁杰が長安に呼びもどされる場面から話が始まります。
 唐と突厥の講和のために派遣されてきた突厥使節の一団が襲われ、皆殺しになった上に、偽の使節の一団が朝廷にまでまんまとはいりこみ、和睦のしるしとして突厥に嫁ぐことになっていた郡主を殺して姿を消す。
 
 突厥との戦争をなんとか避けたい武則天は狄仁杰を呼び戻し、全権を与えた欽差大臣に任じて、事件のおこった幽州へと派遣する。武則天の起こした周の時代の話ですから、李氏の一族が唐の復興を企てたり、突厥の内部抗争があったり、となかなかお話は賑やかです。
 
 それだけに、物語の舞台が長安やら、幽州の山奥の村、反逆者の隠れ家等々・・・次々と目まぐるしく変わっていくのですが、その度にクレジットで「ここはどこ」と示してくれるので助かりました。
 
 予想した以上にまともになぞ解きをやっているって感じです。適度に武打シーンも入っていて、あんまりダレ場がなくて、見やすかったです。
 
 とまあ、一応破案ものなので、詳しいお話は省略・・・って、誰か、今から見ます?
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 ただ、資料を探していたら、演員表にネタばれが堂々と書いてあるのに参った。これって、ある程度見てくるとばればれとはいえ、やっぱ禁じ手でしょう。中華電視劇見てると、時々やられるのよねえ、この手のネタばらし。スタート時点でネタが割れる展開ならかまわないかもしれんが、かの国の人はこういうのに太っ腹だよなあ。日本でなら、すぐネットでたたかれること請け合いだと思うが・・・HP炎上とか、あってもおかしくないような。
 で、それは避けたい日本人迷子としては演員表は最後に日本的に掲載することにしますw