江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

神探狄仁杰第1部(武朝迷案) その2

藍衫記

 14~23集までの9集になります。

 蜜蜂が突然群れをなして飛んでいくのを見て、それを追っていった狄仁杰と李元芳。
 蜜蜂の群れが降りて行った屋敷では、父親が迎えた若い嫁を巡って父と息子が対立していた。
 この若い嫁を将欣@木婉青@天龍八部がやってます。
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 この家庭内の争いから、息子が崖から落ちて死に(崖からですからw)、狄仁杰が捜査に乗り出す。
 
 で、話はどんどんと転がって、李氏の唐王朝を復活させるために、その気のない太子を担ぎ出そうとする陰謀や、かつての反乱軍の隠した財宝の地図という話に。
 
 この時代、皇帝は武則天で、一応李氏の王朝は途絶えてるわけですから、李唐を復興させようという話も出てきます。けど、倒そうという方も、相手が自分の実の母親だったり、いっぱい殺されたと言っても太子はもともとの唐皇帝だったりするわけで、事の善悪の境目がはっきりしない。
 主人公の狄仁杰にしたところで、武則天には「あの男は自分に忠実」と言わせてる一方で、李唐の復興のために彼女の手からなんとしても太子を守り抜くというどっちつかず。こういういりくんだ立ち位置の主人公ってのは、日本的ではないでしょうなあ。でも、狄仁杰が新しい街に行く時は必ずお忍びで行って「控え~」となったりするのは、水戸黄門チックで日本でもうけそうですが・・・
 
 この話で一番笑ったのは、とんでもない仕掛けをした屋敷。そこに忍び込むと火攻め、水攻めの上に槍や刀やありとあらゆる武器が襲ってくる上に、床板は吹っ飛び、天井は落っこち、壁は吹っ飛び・・・結果スプラッタな死体ごろごろ。なのに、次の場面では障子紙まできちんと直ってる。いやあ、派手な仕掛けのわりには、はずしまくってくれてます。しかも、このセット3回も4回も使うのよ、よほどお気に入りだったのねw