江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

神探狄仁杰第1部(武朝迷案) その3

滴血雄鷹

 イメージ 124集からの7集分。
 冒頭のフランケンシュタイン映画の如く、雷を取り込んで死人を生き返らそうとしていると思しき場面から、話が始まります。

 そして、奇怪な事件が次々と起こる。
 各地で怒っている無頭鬼による殺人事件では、血でかかれた雄鷹の絵だけが残されている。
 朝廷では、皇帝が殺してきた章懐太子や王皇后の幽霊が彼女を襲い、憔悴しきっている。
 
 その調査に狄仁杰がと李元芳がとりかかる・・・
 この7集の間、ずっと雷鳴がとどろき、時に稲妻が光るのですが、これがけっこう効果的に使われ、緊張感を盛り上げています。
 
 どう考えても亡霊の仕業としか思えない事件を狄仁杰が合理的に謎解きしていくという話に、70を越した女帝の後釜を狙う人間たちの思惑が交錯していきます。  
 
 狄仁杰は、初めのエピソードで都に戻った後、宰相に上り詰めているのですが、あいかわらずお忍びで出かけてます。そのあげく「わしの身分をあかしてやれ」と命じられたおつきの元芳たちが「このお方をなんと心得る!宰相の狄仁杰大人であるぞ~」とするんですが、「え?宰相ってなんだ?えらいのけ?」と地元民たちにスル―されてしまったりしてます。水戸黄門でなんか絶対に出てこんでしょうなあ、こいつは。
 
 しかし、これって武則天の時代だから、日本と白村江の戦いなんぞをやってたころでしょう。そのころに、こんな傘ってあったもんなんでしょうか?
 戦車とかにつける傘はあったようでうけど、こんな折りたためるのって・・・(この前後に折りたたんだ傘を渡す場面もあったが)
 
イメージ 2
 
 これで第1部はおしまい。
 武周という歴史的に見て、すごく不安定かつ短命な王朝を舞台にしてるから、それだけでも十分にドラマチックなんですが、それをストーリ展開にうまく取り込んでいる感じです。
 見る前は、黒くない包青天かねえと思ってたけど、そういう含みもありつつ、宰相という狄仁杰の立場もあって、政治劇の要素もありました。
 
 さて、続けて第2部かね?
 他にも課題は山積みですが・・・
 
 とにかく演員表、ネタばれ抜きで
   梁冠華 飾 狄仁杰
    張子健 飾 李元芳   
    吕 中 飾 武則天   
    祝延平 飾 虎敬喗
  彭 丹 飾 金木蘭   
    蒋 欣 飾 莹 玉   
    厳燕生 飾 劉 金   
    徐暁貝 飾 吉利可汗   
    須 乾 飾 曾 泰   
    李世龍 飾 劉查理    
    徐飛廉 飾 劉传林   
    劉 爽 飾 太平公主   
    銭雁秋 飾 許世德    
    趙軍凱 飾 劉 大   
    韓継明 飾 張柬之   
    王鑫盛 飾 李显太子  
    趙志剛 飾 狄 春