江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

喬振宇版書剣恩仇録 その10

15~16集 おじさんたち陰険~

 今回も、大勢でのバトルシーンから始まりました。
 
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 西域を攻撃する軍の兵糧を強奪して、黄河氾濫の被災民たちに与えるというやっと「反清復明の反乱軍」らしい行動を見せた紅花会です。でもその行動そのものが、乾隆にいやがらせをしようという于万亭の企みにのっかってる。ほんと、江湖じゃ若者は年寄りにや勝てません。
 
 その乾隆は、幼馴染布倩佳が連れてきた月氏国の公主を利用して、都を守る軍事力を握る九門提督を罷免し、ちゃっかりと自分の隠し子福康安をその後釜に据えてしまう。
 
 このやりとりを見ている布倩佳は、あんたらたくらんだろ~~という眼をしてます。
 そう、そう企んだんですねえw
 企んでるといえば、西域に隠れている「死んだはずだよ」于万亭は、戦闘には不可欠な馬を買い集めてる。しかし、于万亭だけでなく、現役の紅花会12番当家石双英まで素顔で対面していますが、いくら抱き込んだといっても、いいんですかねえ。
 
 ここら辺の話は原作の日本版でいうと、第1巻から2巻めに移るあたりでしょうか。
 原作にはない、朝廷における陰謀やら、とんでもない人物だった于万亭のねちねちした陰謀やらを細部にわたって描くことで、話がとてつもなく膨らんでます。
 
 これから乾隆は江南巡察に出かけるわけですが、嫌われている皇后とうっとおしいが一応母親の皇太后との陰険なやりとりは、もはや金庸ドラマの域をはるかに超えてしまってるのでは?
 
 ちょっと気になる幼馴染を見送りにいそいそとうれしそうな顔で出かけてみたり、
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 せっかく楽しい出張に行って、羽を伸ばそうと思ったら鬼母お気に入りの鬼嫁がついてくるというので、必死にいい訳を考えたりというホームドラマ。 
 
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 いつか皇太后が「婿殿~~」といいだすのではないかと、楽しみだったりします。