第1~7集 予想と違った・・・
ちょうど5月の連休ぐらいに大陸で放送された胡歌主演の36集電視劇。
おもしろいという評判だったので、チェック入れて見始めてたんですが、これが進まない。予想してた内容と相当違ったのよね、前調べが足らなかった・・・と言って、調べ過ぎるとネタばれするし、困ったもんだわ。
おもしろいという評判だったので、チェック入れて見始めてたんですが、これが進まない。予想してた内容と相当違ったのよね、前調べが足らなかった・・・と言って、調べ過ぎるとネタばれするし、困ったもんだわ。
舞台は1936年の雲南。
1936年と言うと日本では2・26事件があった年。ちょうど日中戦争の前年にあたります。
そういう極めて険呑な空気が満ちた時代を背景にした電視劇ですから、武侠ドラマのノリで見始めたら、やっぱなかなか進まない。
1936年と言うと日本では2・26事件があった年。ちょうど日中戦争の前年にあたります。
そういう極めて険呑な空気が満ちた時代を背景にした電視劇ですから、武侠ドラマのノリで見始めたら、やっぱなかなか進まない。
これだけなら、誤解に和解、腕比べに敵同士の恋模様とまさに武侠ドラマなんですが、どうもこの電視劇、裏に「国策」ってのが見え隠れしてる。
各地の馬賊と土地の貴族たちは対立しながらもお互いに妥協点を持って、これまでやってきた。
そこに民国政府が中国全土を支配しているという立場で入り込み、権力を拡大しようと暗躍。中甸にも親民国政府派と彼らに自分たちの土地を好き勝手にはさせないとする勢力がある。
多吉土司@巍子は自立派の最大勢力だけど、弟の桑吉は民国と手を結んで兄を追い落とし、土司の座を手にしようと狙っている。
というような状況の草原に、紅軍がやってくる。
土司たちも馬賊たちも「紅軍」とは何かを知らないので、人の血を飲む紅魔だとか三つ目があるとかなんとか大騒ぎ。民国としては、そういう噂を煽って土地の人間たちに紅軍を攻撃させようとしているが、実際の紅軍に出会った民衆は彼らを大歓迎。
土司たちも馬賊たちも「紅軍」とは何かを知らないので、人の血を飲む紅魔だとか三つ目があるとかなんとか大騒ぎ。民国としては、そういう噂を煽って土地の人間たちに紅軍を攻撃させようとしているが、実際の紅軍に出会った民衆は彼らを大歓迎。
ねえ~~「国策」のにおいがするでしょう~~
やってきた紅軍の若者たちは軍備はぼろいが理想に燃え元気いっぱい、白い歯を見せ、礼儀正しく、村人たちに好かれていく。う~~ん、かの国のポスターみたいだ。
村人に迷惑をかけまいと黙って撤退する彼らに、無理やり食料を持たせる村人、さんざん断った末に受け取る紅軍って場面ですw
そして、連隊長は納西族の宗教を軽視した部下に「各地の宗教は大事にしなければいけない」と注意したり、人間はみな平等というのは仏教もl紅軍の綱領も同じとはしゃいだり・・・。
蔵族や納西族、白族なんかの風習や服装をいっぱい取り入れ、我々は少数民族の風習や歴史、宗教を大事にしていますってところを盛りだくさんにしてます。
出てくる俳優も、あっちこっちに引っ張りだこの胡歌に加えて、チベット族出身の歌手扎西頓珠を入れて、とにかく地方色を前面に押し出してるし、まあ、そういうドラマです。
出てくる俳優も、あっちこっちに引っ張りだこの胡歌に加えて、チベット族出身の歌手扎西頓珠を入れて、とにかく地方色を前面に押し出してるし、まあ、そういうドラマです。
脚本家も面倒なのか、ナンバー2がみんな悪者。国際社会を意識したのか、アメリカ人の教官もフランス人のカトリック神父も紅軍に好意的。多吉土司は中甸の平和と自主性を守るのに必死で民国政府にも膝を屈さない。で、その弟は兄を殺すこともいとわない悪人。馬賊の首領は貧しいものに得物を分けてやる義賊だが、その息子は桑吉と結んで父親を殺し、民国にすりよってる。仏教の活仏も親紅軍でナンバー2は桑吉組。なんというわかりやすい構図。
まあ、今のところそれなりにドラマがすすんでいますが、これで、本筋のドラマ部分が面白くなかったら、途中でこけるだろうなあ・・・
で、こんな場面で第7集おしまい。とにかく、次にはひっぱってます。